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犬のおへそ周りの膨らみは「でべそ」? 犬の臍ヘルニアとは

愛犬のおへそをよく観察したことはありますか? 通常、犬のおへそに膨らみはありませんが、おへそが腫れたり膨れているようにみえるコは臍ヘルニアの場合も考えられます。

愛犬のおへそに膨らみのようなものを見つけた飼い主さんのなかでは「うちのコでべそなの? 」と心配な声もあるようです。

「犬の臍ヘルニア」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

犬の臍ヘルニアとは

犬のおへそ周りの膨らみは「でべそ」? 犬の臍ヘルニアとは いぬのきもち
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犬の臍ヘルニアとは、臍の尾側の腹壁の1部分が正常に閉じずに開いてしまっている状態のことをいいます。ヘルニアの大きさによっては、腹腔内の脂肪や血管・臓器が腹壁を超えて皮下に突出することがある病気です。

もし、犬のおへそが膨らんでいる場合は、臍ヘルニアの可能性もあるため注意が必要です。

犬が臍ヘルニアになる原因

犬のおへそ周りの膨らみは「でべそ」? 犬の臍ヘルニアとは いぬのきもち
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犬が臍ヘルニアになる原因としては、子犬の場合は先天的な原因が考えられます。成犬になってから臍ヘルニアになることもありますが、この場合では外傷などが原因として考えられます。

犬の臍ヘルニアでみられる症状

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犬が臍ヘルニアであるとき、ほとんどの場合が無症状だといわれています。

ただし、ヘルニア嚢内に入った内容物(腹腔内の脂肪や血管・臓器)がヘルニア輪で締め付けられて血行障害を起こすと、色が変わったり痛みが出ることがあり、この場合では緊急的な処置が必要です。

犬の臍ヘルニアの治療法

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先天性の臍ヘルニアと診断された犬の場合は、不妊手術の際に一緒に皮下に突出している部分を塞ぐ治療をすることが一般的です。

飼い主さんにできることとしては、おへその膨らみが大きくなっていないかなど定期的にサイズチェックを行い記録して、かかりつけの獣医師と治療方法などをよく相談してください。

愛犬の体をよく観察することが病気の発見につながります。愛犬がお腹を出して寝ているときや日頃のブラッシング、お腹を撫でているときなどにおへそも観察してみてはいかがでしょうか。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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