1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. しつけ
  4. プロ直伝! 愛犬と絆が深まる「ハンドフィード」ってどういうもの?

犬と暮らす

UP DATE

プロ直伝! 愛犬と絆が深まる「ハンドフィード」ってどういうもの?

ハンドフィードってご存じですか? じつは、愛犬といい関係をつくることがとても簡単にできる魔法のような方法なんです。すぐにできるので、さっそく取り入れて愛犬ともっと仲よくなりましょう! しつけトレーナーの西川文二先生に教えていただきました。

「ハンドフィード」とは、愛犬に飼い主さんの手から直接フードを与えること

ハンドフィードとは愛犬の食事を、フードボウルから与えるのではなく、飼い主さんの手から直接与えることをいいます。ハンドフィードは、しつけや苦手克服、愛犬をほめたいときなどさまざまなシーンで使えます。
撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき

ハンドフィードのメリットって?

●手からフードを与えることで信頼関係が築きやすくなります!

手から頻繁にフードを与えていると、愛犬は「飼い主さんのそばにいるといいことが起こる」とわくわくしながら飼い主さんのあとをついてくるように。自然と飼い主さんに注目し、アイコンタクトをする機会が増えるため、飼い主さんも愛犬もお互いに幸せホルモン(オキシトシン)が出て、絆や信頼関係がもっと深まります。
撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき
●しつけのトレーニングがしやすくなる!
ハンドフィードで飼い主さんに注目するようになると、オスワリやフセなどのしつけを教えるときに、愛犬がほかのことに気が散ることが少なくなり、より集中してトレーニングができるようになります。

●困りごとが起こりにくくなる!
飼い主さんをよく見るようになると、まわりにある物や人、犬などに注目する機会が減るため、結果的にイタズラ、吠えグセ、引っ張り、飛びつきなどの困りごとを防いだり、減らしたりすることができます。

●健康面にもいい効果が!
ハンドフィードをするときは、1日分のフード量を使って行います。そのため、愛犬のフード量を管理しやすく、肥満予防に。また、おやつも減らせるため、栄養の偏りや、カロリーのとりすぎも防げます。(「石田ようこ 犬と猫の歯科クリニック」院長。獣医師。石田陽子先生)

ハンドフィードを練習してみよう!

撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき
ハンドフィードが成功しやすくなる、持ち方や与え方について、ポイントを押さえつつ紹介します。

1.愛犬にフードを見せないように持つ

ハンドフィードをするときは、愛犬にフードを見せないように持つのが基本です。第一関節~第二関節あたりにフードを1粒~数粒置いて、そっと握るように持ちましょう。
撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき
次の写真のように指の間を少しあけ、フードのニオイを出やすくすると、愛犬を誘導しやすくなり、トレーニングもスムーズに行えます。
撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき

2.愛犬に気づかれないようにフードを用意し、鼻先に近づけてから与える

フードポーチは愛犬から見えないように背中側につけます。フードを出すときは、ポーチからなるべく音を立てないように。
撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき
フードを握った手を愛犬の鼻先へ近づけます。
撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき
愛犬がニオイに気づいたら、手を開いてフードを与えましょう。
撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき
ハンドフィードのやり方はとても簡単なうえ、しつけの上達や愛犬との絆を深めるのにも一役買ってくれます。試してみてくださいね。
お話を伺った先生/「Can! Do! Pet Dog School」代表 西川文二先生
参考/「いぬのきもち」2023年6月号『絆が深まるハンドフィードをやってみよう』
撮影/尾﨑たまき
文/いぬのきもち編集室
CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る