犬と暮らす
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犬は耳の後ろや首をナデナデされるのが大好き? 犬が撫でてほしい場所とは
犬は体のどのあたりを撫でると喜ぶのかを知っておくと、愛犬ともっと仲良くなることができるかもしれません。そのヒントは犬の習性にあるそうです。
「犬が撫でてほしい場所」について、いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に話を聞きました。
犬が体を撫でてほしいときのサイン
原先生:
「犬が体を撫でてほしいときによくみられるサインとしては、積極的に体を擦り付けてくる、人の手や腕、足などをなめてくる、いたずらをしてくるなどがあります」
犬が撫でてほしいのは「自分でなめることができない場所」
原先生:
「耳の後ろ、頭、首、胸、顎の下、これらの場所はいずれも犬が自分でなめることができない部位になります。
犬はよく自分の体の身だしなみとして自分の体をなめてグルーミングを行いますが、これらの部位は自分でグルーミングをすることができないのです。
このため、犬は習性として仲間同士で毛繕いをする際にこれらの部位を舐め合うことがよくあります。
私たちが彼らを撫でるときにも、こういった習性から耳の後ろや首から胸のあたり、顎の下などを撫でられることを好む犬は多いです」
愛犬をより安心させる体の触り方とは
原先生:
「突然愛犬の体を触らずに、まずはそのコがしっかりとニオイを嗅いで自分からこちらに来てくれるまで待つようにしましょう。
愛犬が自分から近くにやって来てくれたら、ゆっくりとした動きで犬の目線より下の部分から少しずつ体に触っていくようにしましょう」
犬の耳の後ろや頭、首、胸、顎の下などを撫でると喜ぶのは、犬自身がグルーミングできない場所だからという理由がありました。愛犬とのスキンシップの参考にしてくださいね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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