どうにか避けたい！　愛犬家同士の対人トラブル3選

犬を飼育していると、散歩中などにほかの愛犬家と交流をすることがありますよね。しかし、トラブルに巻き込まれてストレスを感じてしまうようなシチュエーションも少なくありません。

そこで今回はトラブルとその対処方法を、ドッグトレーナーの西岡裕記先生に伺いました。

愛犬と暮らしていくなかで、愛犬家同士のトラブルを経験したことはありませんか？犬を愛する仲間とは仲良く過ごしたいものですが、ときには小さなトラブルが起こることがあります。そういったトラブルは、飼い主さんとしては大きなストレスになりますよね。
今回は、よくある小さいトラブルと、その対処法を見ていきましょう。

トラブル1：しつけについて指導をしてくる

通りすがりの人や、愛犬家の仲間などから、しつけについて指導してくる、こんな経験のある方もいるかもしれません。そういうときは「今トレーニング中なので」「しつけ教室に行くことにしたので」など、プロに教わっていることを相手に伝えてけん制しましょう。

ほかの飼い主さんからの意見は、個人的な経験を伝えてくるだけにすぎません。参考になるものがあれば受け止めてもかまいませんが、しつけの困りごとはプロのトレーナーにきちんと相談して解決を目指しましょう。

トラブル2：カフェなどで愛犬をノーリードにする

犬OKのカフェやレストランで、愛犬をノーリードで過ごさせる人がいるかもしれません。
そういう飼い主さんを見つけたら、自分でどうにかせずにお店の人に伝えて対応してもらいましょう。カフェに限らず、愛犬の安全を守ったり、予期せぬトラブルを防いだりする目的でも、犬をリードにつなぐことは飼い主の責務です。

トラブル3：愛犬のおしゃれを否定してくる

愛犬にかわいい服を着せるなどのおしゃれをしていると、ほかの飼い主さんから「かわいいね」と言われることもありますが「かわいそう」とい言われたことがある人もいるようです。

災害時の避難所や宿泊施設など、汚れや抜け毛の対策という観点から、愛犬が嫌がらずに洋服を着られることはとても大切です。

一方で、洋服の着用は運動の妨げやストレスになる場合もあるので、過剰な装飾があるような洋服は避け、愛犬の様子を見ながら着用時間を短くするなどの気遣いも忘れないようにしましょう。

「他人とのコミュニケーションでは、多少のトラブルやストレスはつきもの。ただ、犬をきっかけに生まれた出会いや交流は本来は愛犬との暮らしをより豊かに楽しくするものであり、同時に飼い主さんの体調不良時や災害時などに助け合える心強い存在でもあります。交流をがんばろう！と張り切りすぎず、できるところからゆっくりとコミュニケーションをとっていけたらいいですね」（西岡先生）

お話を伺った先生／西岡裕記先生（ドッグトレーナー出張トレーニング「DOG WORKS ZERO」主宰）
参考／「いぬのきもち」2023年9月号『なんだかモヤモヤ……できれば避けたい！飼い主さんの対人プチトラブル解決法』
文／東里奈
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。