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寒い季節ならではの事故やケガも 冬に増える犬の室内トラブル

寒さが深まる冬。暖房器具を出したり、お風呂を沸かすようになったりと、生活スタイルも一変しますよね。しかし、冬ならではのケガや事故には要注意。今回は冬に起きやすい室内トラブルについて、ノヤ動物病院院長の野矢雅彦先生に教えていただきました。

ヒーターに近づきすぎてやけど

ソファでくつろぐゴールデン・レトリーバー
Janie Airey/gettyimages
シニア犬や甲状腺機能低下症を患っている犬などは、とにかく寒がり。ヒーターやストーブなどの暖房器具にくっつきたがるほどです。その結果、やけどを負ったり、暖房器具の種類によっては被毛がチリチリ燃えたりすることも。暖房器具を柵などでおおって、愛犬が近づきすぎないようにしましょう。

冬に熱中症!?こたつから出られなくなる

寝そべるフレンチ・ブルドッグ
PTG PRO/gettyimages
冬に熱中症!?と驚きますが、その原因は「こたつ」。掘りごたつの下に落ちてはい上がれない、こたつ布団が重くて出られないといった理由から、犬はこたつの中で熱中症になってしまうことがあるのです。使わないときはスイッチを切り、こたつ布団の一部を上げておくなどの工夫をしてくださいね。

コードをかじって感電

ソファの上にのる犬
Dmytro Varavin/gettyimages
「コードの中でも、布が張られたこたつ用のコードを好んで噛む犬が多い気がします」と野矢先生。犬がコードを噛んで銅線がむき出しになると、感電してしまいます。愛犬がコードを噛んでいたり、感電が疑われたりしたら、まずは電源を切って愛犬をコードから引き離しましょう。

湯船のフタがずれて落下

抱っこしてもらうプードル
taka-omi/gettyimages
湯船の蒸気でほんのり温まったフタの上を気に入っているという犬も。しかし、犬が飛び乗った勢いでフタが不安定になり、湯船に落ちて溺れる事故もあります。お風呂場のドアを閉めて、愛犬が自由に出入りできないようにしてください。

室内と外の寒暖差による咳

外で元気よく遊ぶ犬
Apple Tree House/gettyimages
シニア犬や、気管や心臓に持病がある犬などは、いきなり寒い外に出ると、寒暖差が刺激になって咳が出やすくなることがあります。愛犬と一緒に外に出るときは、玄関で数分間過ごして寒さに体を慣らしてからにしましょう。
楽しいイベントも多い冬ですが、犬にとっては危険も増えます。思わぬことがケガや事故につながるおそれもあるので、しっかりと家の中をチェックしておいてくださいね。
お話を伺った先生/野矢雅彦先生(ノヤ動物病院院長)
参考/「いぬのきもち」2022年12月号『“ちょっといつもと違う”から誤飲・ケガが起きやすい! 年末年始の室内トラブルハザードマップ』
文/柏田ゆき
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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