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年末年始は増えやすい「冬に気をつけたい犬の誤飲トラブル」

シーズンものの飾りや、魅力的なごちそうの数々。ふだんは家にないようなものが増えるクリスマスや年末年始は、愛犬の誤飲に注意が必要です。今回は冬に気をつけたい誤飲トラブルについて、ノヤ動物病院院長の野矢雅彦先生にお話を伺いました。

ハムや焼き豚などに巻かれた紐

テーブルに顔をのせる犬
fotyma/gettyimages
飲みこんだ紐が腸にからまった状態で蠕動(ぜんどう)運動が行われると、腸がひきつれて血行障害を起こし、腸が壊死するおそれがあります。また、飲みこんだ紐の一部が口から出ている場合でも、無理に引っ張るのはNG。紐が腸に達していると、腸が切れたり裂けたりしてしまうことがあります。

フライドチキンの骨を盗み食い

キッチンカウンターを見る犬
dimarik/gettyimages
鶏の骨は割れると先がとがるため、実はとても危険。食道や腸管に刺さるおそれがあります。骨つきの鶏肉を食べる機会が増えるクリスマスシーズンは、骨の処分に気をつけましょう。このほか、ごちそうの演出に使うフードピックや楊枝などにも注意が必要です。

ステーキを勝手におすそわけ

キッチンで待つ犬
YakobchukOlena/gettyimages
カットしたステーキ肉であっても、肉片の大きさや愛犬の体格によっては、丸呑みしてのどや食道に詰まるおそれがあります。来客がよかれと思ってあげるようなことがないよう「フード以外は食べさせていない」としっかり伝えておきましょう。

ポインセチアやシクラメンをかじる

クリスマスツリーの前で寝る犬
Pavlee/gettyimages
観葉植物のなかには、犬にとって有害な成分を含むものが多くあります。それは、クリスマスシーズンに多く出回るポインセチアやシクラメンもしかり。観葉植物には毒性成分があるものと考え、愛犬が届かない高い場所に置く、天井からつるすなど、飾る場所には十分注意しましょう。
クリスマスや年末年始は、愛犬と一緒に楽しく過ごしたいですよね。家の中に危険がないか常に注意して、誤飲トラブルが起きないよう心がけましょう。
お話を伺った先生/野矢雅彦先生(ノヤ動物病院院長)
参考/「いぬのきもち」2022年12月号『“ちょっといつもと違う”から誤飲・ケガが起きやすい! 年末年始の室内トラブルハザードマップ』
文/柏田ゆき
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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