犬と暮らす
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意外なことが原因だった⁉愛犬がお手入れを「嫌がるワケ」
そんなとき、愛犬の立場や目線になって考えてみると、愛犬の本音が見えてきて、慣れない理由がわかることもあります。
そこで今回は、愛犬がお手入れに慣れない理由について、英国APDT認定ペットドッグトレーナーの藤本聖香先生に教えていただきました。
ブラッシングや足拭きを嫌がる犬の本音とは?
犬にとって非常に敏感な足を、人の腕を上げるかのように高く持ち上げたり、横に広げたりしてお手入れしようとしていませんか?
そんなことを続けていると、愛犬は「痛い!」「触られたくない!」という思いから、お手入れがどんどん苦手になっていきます。
背中や肩など嫌がりにくい部位からお手入れを!
お手入れしたらそのつどほめて、ごほうびを与えることも忘れずに!
足のケアは、ひじ先やひざ先を軽く前に上げて行って!
足裏が下、もしくは後方に向いているのが、犬にとって痛くない姿勢です
シャンプーを嫌がる犬の本音とは?
ジャージャーという音や、バチバチと水が体に当たる感覚が本能的に苦手で、「嫌だ!」と感じがちに。
シャワーヘッドにスポンジをあてがって水をかけよう!
スポンジを当てたまま、シャワーヘッドを体に密着させるようにして水をかけましょう。
お手入れ全般を嫌がる犬の本音とは?
たとえ激しく嫌がるそぶりを見せなくとも、愛犬は「いいことがない」「我慢の限界」と感じていて、お手入れを嫌いになることが。
長もちするおやつを与えつつお手入れしよう!
ただし、長時間やりすぎると嫌がるので、愛犬が飽きたり嫌がったりする前に終わらせましょう。
いかがでしたか?
愛犬の立場になってみると、愛犬の本音が理解できるだけでなく、困りごとの解決にも役立ちます。
もし上手くいかないお世話があるのなら、この機会に愛犬の立場になって見直してみるといいかもしれませんね。
お話を伺った先生/Canine Relationz主宰・英国APDT認定ペットドッグトレーナー・藤本聖香先生
参考/「いぬのきもち」2023年3月号『犬目線でわかった!うちのコがお世話を嫌がるワケ』
写真/佐藤正之
文/いぬのきもち編集室
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