犬と暮らす
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温浴、ヘアバンド、滑り止め……”シニア犬が疲れない”シャンプーのお助けアイテム
シニア犬にやさしいシャンプー
【頻度の目安=月に1回】
※愛犬への負担が大きいと感じるときは、頻度を下げてもOK 。
体力が落ちたため、シャンプーするだけでぐったり……
38℃ほどの少しぬるめのお湯を愛犬の足がつかるくらいまで用意し、ペット用の入浴剤を入れ、愛犬の体にかけ流すだけ。ゆすぎはいりません。シャンプーやリンスのように「洗う→すすぐ」の工程がないので、愛犬への負担が減ります。
顔やお尻まわりなど、部分的な汚れが気になるときは、洗い流す必要のないドライシャンプーが便利。汚れている部分に塗りこみ、ティッシュなどで汚れを拭いてやさしくコームを通せば完了です。
シャンプーしてすすいだあと、さらにトリートメントをつけて洗い流して……という工程は、体力が落ちたシニア犬にはつらいかも。トリートメントは洗い流さないアウトバスタイプにすると、タオルドライ後に塗布するだけなので時短に。
ドライ中に疲れるので乾かしきるのが難しい
タオルドライをしっかりして一度ブラシを通すことで、ドライヤーの時間を短縮できます。吸水性の高いタオルを押し当てて水分を取ったら、濡れている毛の束をほぐすようにブラッシングし、水分が飛びやすいようにしましょう。
体を乾かしている間に顔まわりにヘアバンドをつけておくと、時間がかかりやすい顔まわりのドライの時間が短くすみます。耳をふさぐので、体を乾かしているときのドライヤー音が聞こえにくくなったり、顔に風が当たりにくく、落ち着く犬も。
筋力が落ちたからかシャンプーで踏ん張れない
シャンプー中はシャンプー剤や水で滑りやすくなるので、足腰が弱ったシニア犬はとくに踏ん張りにくくなります。浴槽用の滑り止めマットをバスタブ内やお風呂の洗い場に敷き、足元を安定させましょう。
犬用バスタブに入れると乾かしやすい!
参考/「いぬのきもち」2023年10月号『シニア犬にやさしいお手入れ』
写真/尾﨑たまき
文/いぬのきもち編集室
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