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飼い主さんも愛犬も負担が少ない、シニア犬の保湿ケアと耳のケア

愛犬がシニア期に入ると、若いころは想像できなかったお手入れのお悩みに直面することが多くなります。そんなお悩みについて、シニア犬への負担が少なく、さらに飼い主さんの手間も減り、気が楽になるやさしいお手入れ方法をトリマーの二村陽子先生に教えていただきました。今回は保湿ケアと耳のケア編です。

シニア犬にやさしい保湿ケア

若い犬に比べて乾燥しやすいシニア犬には、必要に応じて保湿が必要です。こまめにするといいので、ラクな方法を覚えておきましょう!
【頻度の目安=毎日】

足先を触ると怒るので肉球クリームをうまく塗れない

●リラックス中に保湿スプレーをシュッ!でOK

足先を触られるのを嫌がる犬にはスプレータイプの保湿剤がオススメ。愛犬が寝ているときや抱っこされているときに肉球めがけてスプレーするだけでOKです。ほかの部位にも使えるテクです。
撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき
病気予防のために乾燥対策は必須!
シニアになると皮膚や被毛などが乾燥しがちになります。保湿ケアをせずにいると皮膚トラブルなどにつながり、長期の治療が必要になるケースも。こまめな保湿が病気予防には不可欠です。

シニア犬にやさしい耳のケア

シニア犬は聴力が衰えやすくお手入れで恐怖心をいだきやすいので、愛犬にやさしいケアの方法を知っておきましょう。
【頻度の目安=月に1回】
※汚れが出やすい犬の場合は、頻度を上げてもOK。

聴力が落ちてきたからか耳まわりを触ると嫌がる

●道具を愛犬に確認させて、「今からやるよ」と伝えよう

耳のケアを始める前に、愛犬の目の前で道具を見せたり、ニオイをかがせたりして確認をさせましょう。そのうえで今からやるねとやさしくはっきりとした口調で伝えると、愛犬の恐怖心が薄れます。
撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき
●後頭部や首筋をなでてリラックスさせてからケアする

弱点である耳を急に触られることに強い抵抗感を覚える犬も。まずは後頭部や首筋など、犬がリラックスしやすい部分をなでて落ち着かせて。そのあとにコットンなどをやさしく当ててケアすると嫌がりにくいです。
撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき
×これはNG!

耳の中を見ようと、耳先を引っ張るのは痛くて嫌がりやすいのでやめて。やさしく耳全体をめくって確認を。
「シニア犬をお手入れする際は、今の愛犬の状態に寄り添うと同時に飼い主さんが気負わないことも大切です」と二村先生。この記事を参考にして、愛犬も飼い主さんもラクなお手入れ法を見つけてくださいね。
お話を伺った先生/トリマー。トリミングサロンHONDEHOK代表 二村陽子先生
参考/「いぬのきもち」2023年10月号『シニア犬にやさしいお手入れ』
写真/尾﨑たまき
文/いぬのきもち編集室
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