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じつは犬によって違う!? 効果的なおやつの選び方
犬おやつの選び方・3つのコツ
1.愛犬が好んで食べるもの
動物の脂のニオイがするおやつを好む犬は多いです。果物が好きで甘い香りを喜ぶ犬や、野菜が好きな犬も。愛犬の好みを知っておき、それに合わせておやつを選ぶと◎。ちなみにフリーズドライのおやつはニオイが弱いことがあり、犬によっては食いつきにくい場合も。
2.安全な形、大きさ、かたさのもの
犬はよく噛まずに飲みこむ動物なので、まる飲みしそうなやや大きめサイズのおやつや、消化できないおそれがあるかたいおやつは選ばないで。もし大きなおやつを与えるのなら、小指の先ほどのサイズに切ってから与えるようにしましょう。
3.シンプルな原材料でできているもの
添加物は体内で消化されないケースがあります。また増粘安定剤や増粘剤などと呼ばれる添加物は、歯の表面に付着して、そこに汚れがたまることも。つまりおやつは、シンプルな材料でできているものがベターです。
“うちのコ”に合ったおやつ選び
子犬
●フードと同系統の味のおやつ
●肉や魚だけでできたおやつ
いつも食べているフードと似た原材料のおやつなら、アレルギーの心配が少なく、おやつに執着したり、偏食グセもつきにくいです。食事の延長として与えるなら、肉や魚だけでできたたんぱく質が豊富なものが◎。
成犬
●健康でアレルギーがなければ、前述の「3つのコツ」の条件で選んだおやつ
食物アレルギーや持病がないなら、「3つのコツ」で挙げたようなおやつを選べばOK。与えるシーンに応じて、おやつの種類を変えてみてもいいでしょう。
シニア犬
●犬用チーズなどニオイの強いおやつ
●ふりかけやウエットタイプ、ペースト状などの“なめ食べ”できるおやつ
シニア犬は嗅覚が衰えがちなので、ニオイの強いおやつがおすすめ。愛犬を誘導したいときなど、おやつのニオイをしっかりかがせれば、シニア犬でもノリノリでついてくるはず。食べやすさの観点から、なめて食べられるものもおすすめです。
食欲旺盛な犬
●ひと口で飲みこめる小さいおやつ
●煮干しやボーロなど執着しにくいおやつ
おやつの「種類」や「中身」より、「おやつを食べられたこと」に満足するタイプなので、特別なおやつはある意味、不要。パッと飲みこめて、かつ執着しにくい、煮干しやボーロなどがいいでしょう。
小食な犬
●犬用チーズや肉系のニオイの強いおやつ
●大きすぎず、かたすぎないおやつ
食べる意欲が少ない、または食べられる量が少ない犬には、ニオイが強くて、かつ食べやすい形でかたすぎないものを選び、食欲をアップさせて。知育おもちゃを使って遊びながら与えれば、食べる意欲がわきやすいです。
アレルギーの犬
●アレルゲンの含まれていないおやつ
●フードとは異なる味のおやつ
アレルギーの原因物質が含まれていないおやつを選ぶのが鉄則。原材料が不明なものは買わないで。また同じ原材料を食べ続けると、それがアレルギー発症の引き金になるかもしれないので、フードとおやつはあえて主原料が違うものを。
参考/「いぬのきもち」2020年10月号『あなたの知らない!? 犬おやつの選び方』
写真/佐藤正之
文/いぬのきもち編集室
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