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「プロ直伝のおやつの使い方」って?ブラッシング、爪切りを嫌がるときに大活躍!

「愛犬が喜ぶから」「愛犬に好かれたいから」といった理由だけでおやつを与えていませんか? 「こうしてくれたらいいのに!」がおやつの使い方次第でかなうんです! イイコにさせたいシーン別の“おやつマジック”を、獣医師でドッグトレーナーの藤本聖香先生に伝授していただきました。

ブラッシングで暴れるとき=スティックを1mmほどずつ出す

撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき
●かぶりつけないからおやつが長もち!

おやつで気をそらしながらブラッシングするときは、飼い主さんがおやつの与え直しをすると、そのつどリセットされてしまいます。スティック状のおやつを手に握り、ちょっとずつ出してかじらせたり、なめさせるようにすれば時間稼ぎに。

●最強のおやつはスティック状のソフトジャーキーや犬用干しいも

手に持ちやすいスティック状のものがGOOD。なめても溶けにくく、味がするソフトジャーキーや犬用干しいもがおすすめ
ソフトジャーキーや犬用干しいも
ソフトジャーキーや犬用干しいも

クレートなどに犬用チーズを塗ってなめさせても!

撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき
汚れても拭き取りやすいクレートなどに、犬用のチーズを塗ってなめさせておけば両手を使ったブラッシングが可能に。犬用チーズは、粘度があってなめるのに時間がかかるのでおすすめです。
※清潔に拭いてから、おやつを塗りましょう。

爪切りを嫌がるとき=1本切るたびにひと切れ与える

爪を1本切ったら……
爪を1本切ったら……
ほめながらおやつを
ほめながらおやつを
●切れば切るほど食べられてうれしい!?

ごほうび(=おやつ)を与えながら行うことでお手入れがスムーズにできますが、爪切りの場合、犬は体の先端部分が敏感なので、ハードルが高くなります。ごほうびのタイミングを増やせば、「すればするほど食べられる」と爪切りのイメージアップが狙えます。おやつはトリーツポーチに入れておくと便利です。
●最強のおやつはフリーズドライのチーズや鶏肉など
素材を凍結乾燥させたものなので食いつきがいいうえに、小さくちぎりやすいので少しずつ与えるときに便利。手が汚れないのもお手入れ中に◎
フリーズドライチーズやフリーズドライ鶏肉
フリーズドライチーズやフリーズドライ鶏肉

とても嫌がるコには爪切りの音とおやつをセットで!

撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき
まずは爪切りの道具に慣れさせて。犬の足先で爪を切るふりをして音を出し、逃げなければ、ほめておやつを与えましょう。

おもちゃなどを離さないとき=おやつを食べるふりをする

撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき
●標的を「おもちゃ」から「おやつ」に

犬が噛んでいるおもちゃなどを取ろうとすると、奪われないようにと逆に離さなくなるもの。目に入りやすい大きなおやつを食べるふりをすると、「自分も食べたい」という気持ちから自然と口から離しやすくなります。離したら、ちぎったおやつを投げて犬が取りに行っている間におもちゃを隠して。
※犬の顔の近くでするとおやつをめがけて飛びかかってくることがあるので注意しましょう。
●最強のおやつは犬用パンやクッキー
パンやクッキーはサイズが大きめで注目しやすいうえに、甘みがあるので犬の食いつきも抜群です
犬用パンや犬用クッキー
犬用パンや犬用クッキー
「〝おやつ使い〞は、愛犬をイイコに変身させるマジック」と藤本先生。それぞれのシーンに合わせたひと工夫が成功の決め手に。今回ご紹介した先生流のテクニックを参考に、愛犬をイイコに変身させて。
お話を伺った先生/英国APDT 認定ペットドッグトレーナー。獣医師 藤本聖香先生
参考/「いぬのきもち」2023年1月号『おやつマジック』
写真/尾﨑たまき
文/いぬのきもち編集室
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