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暑さも影響……。愛犬を睡眠不足にさせないためにできること

夏は犬も睡眠不足を起こしやすい季節。愛犬を睡眠不足にさせないために対策は必須です。そこで、最低限の工夫でこの夏の睡眠不足を解消する方法を、獣医師の畦元香月先生とドッグトレーナーの岡田敏宏先生に聞きました。

夏は深刻な睡眠不足になりやすい! 免疫力低下や精神面にも影響

夏は夜に散歩に行くことが増えるので、興奮して寝つきが悪くなります。そのうえ、夏休みで飼い主さんと夜更かしする日が増える、留守番が減ったことで愛犬だけの時間が減って昼寝ができないなど、深刻な睡眠不足になることも。免疫力が落ちる、イライラしやすくなるなど、心身ともに悪影響を及ぼします。良質な睡眠をとれるよう、快眠できる環境を整えて。

【チェックがひとつでもついたら睡眠不足かも!】
□夜遅くに散歩に行っている
□愛犬と夜更かしすることが増えた
□夏休みなどで愛犬だけの時間が減った
撮影/殿村忠博
撮影/殿村忠博

朝日をしっかり浴び、夜に“睡眠ホルモン”を出す

体の深部体温を下げるなどの作用があり、良質な睡眠に欠かせないメラトニンというホルモン。このホルモンは、朝日を浴びると約14 ~ 16時間後、ちょうど眠りにつく時間帯に脳内に分泌される仕組みになっています。朝は早めに起こして朝日を浴びせ、ホルモンの分泌を促しましょう。(畦元先生)
撮影/殿村忠博
撮影/殿村忠博

クールグッズで熱帯夜を乗りきる!

熱帯夜の予報が出ている日などには、冷感素材のベッドやクールマットなどを使うのも手。さまざまな種類があるので、愛犬の気に入るものを探してみて。(岡田先生)

寝る前に照明を落とす“入眠儀式”でリラックス

愛犬が興奮してなかなか寝つかないときは、寝る前の30分~1時間前に照明を薄暗くしてみて。心も体もリラックスしやすく、スムーズに眠りにつけます。飼い主さんがやさしく小さな声で「寝ようね~」などとささやくのも◎。(畦元先生)

エアコンは夜も留守番中も必ず稼働!

暑すぎて寝られない状況は睡眠不足になるうえ、犬にとって強烈なストレスに。夏場愛犬を過ごさせる部屋は、エアコンなどの冷房を常につけておくのが鉄則です。エアコンの真下にケージを置く場合は、エアコンの風向きを調整し、愛犬に直接風が当たらないようにして。(岡田先生)
撮影/殿村忠博
撮影/殿村忠博

エアコンはつけっぱなしのほうが電気代が安い!?

エアコンでもっとも電気代がかかるのは、稼働させ始めたときです。愛犬を一日家の中で過ごさせるなら、もったいないと思ってこまめに消してはつけるよりも、つけっぱなしにしたほうが電気代はかかりません。
最低限の工夫でできる睡眠不足の解消法をご紹介しました。愛犬が睡眠不足かもしれないと感じたときは、ぜひ試してみてくださいね。
お話を伺った先生/「アニマルリハクリニックかつき」院長、獣医師 畦元香月先生。しつけ教室「Pet Life Consultingシンビオーシス」代表、ドッグトレーナー 岡田敏宏先生
参考/「いぬのきもち」2024年8月号『賢い夏ぐらし』
写真/殿村忠博
文/いぬのきもち編集室
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