犬と暮らす
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犬の「寂しい気持ち」に気がつくヒントとは これって犬のストレスサイン?
では、犬の寂しい気持ちに気がつくために、普段からどのような様子に注意しておくとよいのでしょうか?
「犬の寂しい気持ちとストレスサイン」について、いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に話を聞きました。
犬が寂しさを感じる原因とストレスの関係性
原先生:
「たとえば、飼い主が長時間不在のときや家族の1人が引っ越してしまったなどの環境の変化があったときに、犬は寂しさを感じやすくなります」
――この、犬が感じる寂しさはストレスとなりますか?
原先生:
「犬が感じる寂しさは長期間もしくは寂しさを強く感じてしまうことで、犬自身のストレスとなってしまいます」
寂しさからみられる犬のストレスサインとは
原先生:
「寂しさによる犬のストレスサインとして、たとえば、
- 異常に吠える
- 家具などを過度に攻撃して壊してしまう
- 食欲がなくなる
- 元気がなくなる
などの行動の変化がみられることがあります。
そのほかにも、
- あくびをする
- 耳を寝かせる
- 尻尾を下げる
といった犬のカーミングシグナルの形として観察されることもありますね」
愛犬にストレスサインがみられたときに考えること
原先生:
「愛犬に寂しさやストレスによる行動の変化がみられる場合は、環境や生活習慣を見直すことで愛犬のストレスの原因をできる限り特定して、できる範囲で解決してあげることが大切です。
このとき、愛犬と一緒に過ごす時間をできるだけ増やすなどの対処も同時にできると、犬の寂しさを軽減できる可能性があります」
犬の寂しさやストレスを解消するための対処法
原先生:
「犬の寂しさやストレスを解消させる方法として、
- スキンシップや散歩の時間を増やす
- ベッドやおもちゃを愛犬が気に入りそうなものに新調する
- 家の中でおもちゃを隠して見つける遊びをする
など愛犬にとって快適な生活環境を整えたり、好奇心を満たしたり、満足感を得られる遊びをしてあげるとよいでしょう。
これらの方法を組み合わせて犬用のおもちゃなどを使って遊ぶ時間を増やすことは、犬の寂しさを和らげるために効果的で役立つかもしれませんね」
犬の寂しい気持ちやストレスに気がつくためにも、普段から愛犬の行動やしぐさをよくみてあげましょう。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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