犬と暮らす
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「愛犬と離れる時間も必要」犬のひとり時間に関するQ&A
どうして犬にひとり時間が必要なの?
・精神的に不安定になる
・心身が休まらない
・吠えなどの問題行動が起こりやすい
・飼い主さんとの関係が悪化しやすい
・ひとりにならざるを得ない状況になったときパニックになる
在宅時でも愛犬と離れる時間をつくることで、留守番が得意になったり、自分で考える力が身についたりと、愛犬の成長にもつながります。
ここからは、犬のひとり時間に関する疑問や心配事にお答えしします。
Q1. 愛犬の留守番は、最大何時間までOK?
室内トイレができる健康な成犬で、部屋の中を自由に動き回れるのであれば、12時間程度は問題ありません。ただし、クレートなら2~3時間、ケージやサークルなら5~6時間が目安です。長時間の留守番ではフリーの状態で過ごせるよう、飲み水の準備や室内の温度設定など環境を整えて。
Q2. トイレが心配で、ひとりにさせられません
ひとりにさせる前に、散歩などで排泄させれば多くは問題ありません。トイレのしつけができていない場合は、サークルにトイレシーツを敷き詰めるなどして対策を。室内トイレのしつけもしておきましょう。
Q3. シニア期からでも、ひとり時間を楽しめるようになる?
シニア期からでも、しっかり練習すればひとり時間を楽しめるようになります。ハイシニアの場合は健康面からも長時間ひとりにするのは心配なので、長くても5〜6時間程度が目安です。
Q4. ひとりにすると足をなめてしまうのですが……
ひとり時間を暇に感じて、足をなめるクセがついているのかも。より魅力的なおやつに変えたり、知育おもちゃと組み合わせて与えたりすると、退屈が紛れることもあります。それでも執拗になめるときは、一度受診してくださいね。
Q5. 多頭飼いでもそれぞれひとり時間は必要?
多頭飼いの場合はクレートなど、いつでもひとりになれる自分専用の場所を用意するのがおすすめ。ひとりになることに不安を感じている様子の愛犬がいるなら、そのコだけでもひとり時間の練習をしておくと安心です。
Q6. ひとり時間を過ごさせていても体調の異変に気づける?
ひとり時間を過ごさせていても、愛犬の様子を一日まったく見ないということはないですよね。散歩などのタイミングで、動作や表情に変わりがないかチェックすればOK。飼い主さんの心がけ次第で、異変に気づくことができますよ。
参考/「いぬのきもち」2024年11月号『在宅時に愛犬と離れる時間、とってますか? おとな犬のひとり時間のススメ』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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