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愛犬とのパートナーシップが崩れてしまう行動6選 甘やかしすぎも注意
愛犬との関係を良好に保つためには、対等な立場で支え合う「パートナーシップ」という考え方がとても大切です。しかし、ちょっとしたことがきっかけで、築き上げたパートナーシップが崩れてしまうことも。
そこで今回は、飼い主さんと愛犬の間のパートナーシップはどういった行動で崩れてしまうのかを、獣医師の増田宏司先生に伺いました。
そこで今回は、飼い主さんと愛犬の間のパートナーシップはどういった行動で崩れてしまうのかを、獣医師の増田宏司先生に伺いました。
人と犬とのパートナーシップとは?
飼い主さんと愛犬とのパートナーシップとは、対等な立場で助け合い、支え合える関係のことをいいます。
飼い主さんはゴハンや散歩など、愛犬のためにするべきことが数多くあるため、つい「人が犬の世話をして、幸せにしてあげている」と思いがち。しかし実は逆で、愛犬がいることで家族の会話が増えたり、犬を通じて近所づきあいが広がったりなど、飼い主さん側も愛犬からも多くのことを助けられているのです。
だからこそ、飼い主さんが愛犬に寄り添いながら行動し、愛犬の希望を満たしたり、恩返しをしたりすることが必要。そうすることで自然に愛犬と助け合うことにつながり、そこに人と犬の「パートナーシップ」が生まれるのです。
飼い主さんはゴハンや散歩など、愛犬のためにするべきことが数多くあるため、つい「人が犬の世話をして、幸せにしてあげている」と思いがち。しかし実は逆で、愛犬がいることで家族の会話が増えたり、犬を通じて近所づきあいが広がったりなど、飼い主さん側も愛犬からも多くのことを助けられているのです。
だからこそ、飼い主さんが愛犬に寄り添いながら行動し、愛犬の希望を満たしたり、恩返しをしたりすることが必要。そうすることで自然に愛犬と助け合うことにつながり、そこに人と犬の「パートナーシップ」が生まれるのです。
愛犬とのパートナーシップが崩れる原因になる6つの行動
飼い主さんが以下のような行動をとると、愛犬とのパートナーシップが崩れてしまうおそれがあります。
たたく、激怒する、引っ張る
犬をたたいたり強く引っ張ったりする行為は暴力です。また、感情的に怒ることも、犬にとっては暴力と同じくらいの恐怖を覚える行動だといえます。こういった怒り方は愛犬との信頼関係が崩れてしまうので、決してやらないようにしましょう。
嫌がるお手入れを強引に行う
ブラッシングなどのお手入れは、愛犬の性格や状況に合わせて少しずつ慣れさせるのが基本です。その手順を省いて、人の都合で強引にお手入れを行うのは、愛犬の気持ちを無視しているようなもの。何度も繰り返せば、当然パートナーシップも崩れてしまうでしょう。
むやみに甘やかしすぎる
「かわいいから」「嫌われたくないから」と甘やかし、愛犬の要求をそのままのんだり、必要なしつけやお世話をしなかったりするのは間違いです。愛犬にとって飼い主さんが「思うどおりにしてくれる都合のいい存在」になり対等な関係ではなくなります。また思いどおりにならないときに強いストレスを感じるようにも。
散歩中にほかの飼い主さんと長時間立ち話をする
愛犬が隣にいるにもかかわらず、ほかの人にのみ意識を集中して長時間話している状態は、愛犬にとっては無視されていることと同じです。本来、散歩中は常に愛犬に意識を向けているべきなので、ほかの人との会話は短時間ですませるか、長時間話をする必要がある場合は愛犬も会話に参加させるなどして、愛犬を無視している状況をつくらないようにしましょう。
愛犬の前でネガティブな発言ばかりする
言葉の意味を理解できなくても、冷たい表情や怒ったような口調などで何かを言われ続けると、愛犬は不安感や嫌悪感を覚えます。これを繰り返すと、愛犬は飼い主さんと気持ちを通わせようとは思わなくなり、パートナーシップを築くこともできません。
愛犬の前でスマホばかりいじる
愛犬にとって、スマホは「飼い主さんを奪う謎の物体」です。飼い主さんが自分を相手せずにスマホばかり見ている状況は、無視され続けていることと同じなので、不安や不満につながります。その結果、パートナーシップにも少しずつひびが入っていくでしょう。
物事を人に都合よく解釈したり、人本位で動いたりすると、パートナーシップは崩れやすくなります。パートナーシップを崩さず、愛犬と楽しく暮らしていくためには、愛犬に寄り添って考えることが大切です。
お話を伺った先生/増田宏司先生(獣医師 博士(獣医学) 東京農業大学農学部動物科学科(動物行動学研究室)教授)
参考/「いぬのきもち」2025年1月号『2025年は犬ともっと助け合う、高め合う! 愛犬とのパートナーシップの深め方』
文/東里奈
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
参考/「いぬのきもち」2025年1月号『2025年は犬ともっと助け合う、高め合う! 愛犬とのパートナーシップの深め方』
文/東里奈
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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