犬と暮らす
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てんかんに加え、胃腸障害を発症した愛犬マーリちゃん。飼い主さんの介護の日々を支えたのは?
今回ご紹介するのは、生まれつき重度のてんかん発作があるスタンダード・プードルのマーリちゃん。病気とつきあいながらの暮らしについて、飼い主さんに伺いました。
まわりの支えもあって、つらい介護の日々が乗り越えられた
マーリちゃんが生後6カ月を過ぎたころ、胃腸障害を発症。ゴハンも水も受けつけず、オムツでもカバーできない量の下痢が続きました。かかりつけ医で内視鏡検査をしたところ、慢性十二指腸炎との診断に。てんかん発作と二重の苦しみに見舞われたマーリちゃんは、ぐったりと横になっていることが多くなり、Yさんは「このまま1才を迎えることができないのでは」と不安な気持ちに。でも、できることはすべてやろう!と奮起。
動物病院で指定されたフードをふやかしたものを1日6回に分けて与えました。そして、2時間おきに投薬をして、Yさんはまさに外出する時間も寝る暇もなく看病をしたそうです。
このとき「特発性てんかん」という診断が確定され、6種類の投薬と鍼治療が継続されることに。そして2024年の1月末くらいから発作の回数が徐々に減り、1カ月に1回程度まで治まってきました。麻布大学では最新技術によるてんかんの手術をすすめられましたが、Yさんは今はまだ、このまま様子を見ていくことにしたそうです。
写真/犬丸美絵
写真提供/Yさん
取材協力/池田動物病院
取材・文/袴 もな
※掲載の情報は「いぬのきもち」2024年7月号発売時のものです。
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