「愛犬をケージやサークルに入れて飼うのはかわいそう」と思う飼い主さんもいるかもしれません。しかし、ケージやサークルなどで生活スペースを人と分けることには、たくさんのメリットがあります。今回は犬のケージやサークル必要性や、置くときのコツについて解説します。
犬にケージが必要な理由①|誤飲・誤食などのトラブル予防
ケージやサークルは愛犬の行動範囲を制限し、安全確保するためには最適のアイテムです。特に子犬は好奇心旺盛で、何でも口に入れて舐めたりかじったり…。最悪の場合、飲み込んで一大事といったケースも想定されます。このような誤飲・誤食などのトラブルを防ぐためにもサークルを用いることで「愛犬がイタズラをする余地のない生活環境」を整える必要があります。
また、犬は一度イタズラなどを経験すると、それを繰り返してしまうことがあります。愛犬にされたくないことは、初めから「経験させない」のがベスト。子犬期のしつけにもケージやサークルは必要なアイテムでしょう。
犬にケージが必要な理由②|お留守番中の安全確保
短いお留守番の場合、犬はほとんどの時間を寝て過ごすことが多いようです。しかし、8時間以上の長いお留守番になると、起きて過ごす時間も出てきます。長時間のお留守番時はフリーにしておく飼い主さんもいますが、飼い主さんの目が行き届かないときはケージやサークルの中で過ごさせる方が安全でしょう。
安心・安全なケージとは?
活発な犬には天井があると◎
若い犬や活発な犬は、ジャンプで柵を飛び越えてしまうことがあります。安全確保のためのサークルなのに、飛び越えて外に出られてしまえば元も子もありませんよね。脱出を防ぐためには、サークルに天井をつけてあげると安心ですよ。
長時間の留守番には広めのスペースを用意
長時間お留守番させるときは、愛犬が排泄・睡眠・移動のしやすい、広めのスペースを確保してあげましょう。排泄の回数も増えるので、トイレを広めにするか複数用意しておけば、粗相のリスクも減らすことができます。
愛犬が過ごしやすい場所に置く
犬は、車が通る音やサイレン、雷の音などのさまざまな“外の音”に影響を受けやすいので、窓際にケージやサークルを置くのは避けましょう。また、犬は高温多湿が苦手なため、直射日光が当たる場所もNGです。
ケージやサークルを置くなら、人の往来が気にならず外の刺激を受けにくい、窓やドアから離れた静かな場所に置くのがおすすめです。室温は18~24℃(夏は26℃以下)に、湿度は50~60%に調整しておくことも大切ですよ。
このように
ケージやサークルは、犬を安全に飼育する上で欠かせないアイテムの一つです。これから犬を飼う予定の人やケージなしで犬を飼っている人は、ケージやサークルの購入を検討してみてはいかがでしょうか。安全で快適な愛犬との生活に役立ちますよ。
参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『犬にケージは必要?愛犬が快適に暮らすためのスペースを作る方法!』
文/hasebe
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。