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アウトドアで注意したい!犬にとって「危険な生き物」5選

愛犬と一緒に山や川に出かけ、アウトドアを楽しむ飼い主さんもいるでしょう。しかし、自然豊かな環境は、犬にとって有害な生き物のホームでもあるため、愛犬と楽しく過ごすためにも、その生き物の生態について知っておくと安心です。

そこで今回は、山や川に潜んでいる危険な生き物について、アース・ペット株式会社でペットと飼い主さん家族の健康を守る商品開発に取り組んでいる安藝良平さんにお話を伺いました。

産卵する夏場は要注意「アブやブヨ」

ボーダー・コリーのジャックくん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
水辺や自然豊かな場所に生息し、朝方や日没頃、活発に活動する傾向があります。アブは牛などの家畜が飼育されている付近に、ブヨは釣り場に出ることも。どちらも、産卵時の栄養補給のためにメスのみが吸血します。

アブやブヨが現れたら、速やかにその場から離れましょう。もし、愛犬が吸血されてかゆみや皮膚の炎症が強い場合は、動物病院を受診してください。

動物の血を吸う「ヤマビル」

柴のコウくん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ヤマビルとは、陸に住むヒルのことです。森林に生息しており、落ち葉の下など湿気の多い場所を好み、雨中や雨上がりに活動が活発化します。

動物の血液を栄養源としているため、犬の体にもくっついて吸血しますが、病原菌を媒介することはないようです。ただし、かゆみや皮膚の炎症などを引き起こすので要注意。ヤマビルに吸血されたら、塩水をふりかけてから引きはがし、傷口をしっかりと洗いましょう。また、湿った場所では足元を確認しながら歩くよう心がけてください。

しつこく襲ってくる「ハチ」

Mix(小型犬)のあんずちゃん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬も人と同じく、ハチに刺されるとアナフィラキシーショックを起こすことがあります。犬が興味本位でハチを追いかけることがないよう、キャンプ場などの自然豊かな場所では愛犬をフリーにせず、見える範囲で遊ばせることが大切です。
一匹でもハチを見たら慌てずにその場を離れましょう。
もし愛犬がハチに刺されてしまったら、しばらく安静にして様子を見て、息が苦しそうなど異変が起きた場合は、速やかに動物病院を受診しましょう。

毒ヅメが恐怖「ムカデ」

柴のはるくん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ムカデは身の危険を感じると、頭部にある毒ヅメで相手に噛みつきます。ムカデに噛まれると、痛みや皮膚の炎症が起こるため、油断できません。

ムカデは落ち葉や石の下など、暗く湿気がある場所を好むほか、排水管を伝って民家に侵入することもあります。

体表に毒がある「ヒキガエル」

Mix(小型犬)の萌花ちゃん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ヒキガエルの体表からは毒成分が分泌されており、犬が口にしてしまうとヨダレが増加したリ、おう吐したりすることがあります。なお、自然豊かな場所のみならず、民家の庭先など身近な場所にも現れるので注意が必要です。
愛犬と自然豊かな環境に出かける際は、ペット用の虫よけ剤を使用するほか、周囲をよく観察し、愛犬から目を離さないように心がけ、危険な生き物への対策をしっかりと行うようにしましょう。
お話を伺った先生/安藝良平さん(アース・ペット株式会社商品本部研究開発部所属の研究員)
参考/「いぬのきもち」2025年7月号『コイツらから愛犬を守れ! 危険な虫獣指名手配リスト』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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