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犬の大敵「乾燥」の原因は? 乾燥度チェックで皮膚状態を確認して

人よりも皮膚が薄い犬は、乾燥が苦手。乾燥が原因で、病気や肌トラブルを起こすこともあります。今回は、獣医師の山岸建太郎先生が、乾燥の原因3つを解説します。一緒に乾燥度チェックもご紹介するので、愛犬の乾燥ケアに役立ててくださいね。

犬の皮膚は人より薄く、乾燥が皮膚の病気の引き金になることも

ソファに横たわるフレンチブルドッグ
PTG PRO/gettyimages
犬は全身が被毛でおおわれているぶん、人よりも皮膚が薄いです。空気が乾燥する冬は、特にダメージを受けやすい季節でもあります。乾燥を防ぐには、とにかく「保湿」をしてあげることが大切。生活環境とお世話を見直して、病気やトラブル知らずの冬を過ごさせてあげましょう。

あなたの愛犬もカサカサしているかも!? 乾燥度チェック

老犬を撫でる男
Chalabala/gettyimages
・6才以上である
・短頭種である
・寒がりである
・ホットカーペットが好き
・アレルギーがある
・フケが出やすい
・月3回以上シャンプーする

当てはまる数が多いほど、乾燥している可能性があります。ここからは、乾燥の原因を探っていきましょう。

【原因1】温めすぎ

毛布に包まれた犬
Eva Blanco/gettyimages
愛犬が寒くないように、と暖房の温度設定を高めにしたり、愛犬のハウスやベッドの近くに暖房器具を置いたりすると、空気中の水分が一気に蒸発します。部屋だけでなく、愛犬の皮膚やのど、眼球が乾燥しやすい環境になってしまいます。

【原因2】シャンプーのやりすぎ

頭に泡を乗せている犬
Spela Pogacar/gettyimages
シャンプーには洗浄効果がある半面、あまりに頻度が高すぎると、皮膚が本来もっている保湿成分や刺激から守る成分まで洗い落としてしまいます。適切な頻度や方法であれば問題ありませんが、やりすぎは乾燥肌の原因になるでしょう。

【原因3】栄養バランスの乱れ

お腹が空いた犬
Chalabala/gettyimages
皮膚は全身をおおい、外敵から体を守る最大の免疫機能です。冬はイベントも多く、おすそわけの機会も増えがちですが、栄養バランスの乱れは免疫機能の乱れも招くため、皮膚を乾燥から守る機能も低下させてしまいます。
温めすぎたりシャンプーしすぎたりしてしまうと、愛犬のためにとった行動が、逆に乾燥を招いてしまう可能性もあります。病気やトラブルを起こさず健康に過ごすために、乾燥にはより一層気をつけてあげましょう!
お話を伺った先生/山岸建太郎先生(本郷どうぶつ病院院長 日本獣医皮膚科学会副会長)
参考/「いぬのきもち」2023年2月号『乾燥を放置するととっても危険!病気・トラブルを防ぐ冬の保湿ケア』
文/宮田あゆみ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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