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「ほかの犬と仲良くできない」“おとな犬”によく起きやすい困りごとの理由や対処法を聞いた

成長期やシニア期に入った“おとな犬”になると、体や心の変化、間違ったしつけが原因で、子犬のころとはまた違った困りごとが起きることがあります。今回は、“おとな犬”に起きやすい困りごとについて、その理由と対処法を獣医師の藤本聖香先生に伺いました。

“おとな犬”がほかの犬と仲よくできない理由と対処法

散歩中の柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
子犬のころはどんな犬とも仲よくできる犬が多いですが、“おとな犬”になると好き嫌いが出てきて、つきあう犬を選ぶようになります。気が合う犬がまわりにいなければ、友達ができないこともあります。

“おとな犬”なら当たり前のことなので対応しなくてOK

飼い主さんは「愛犬に友達がいないとかわいそう」と思いがちですが、“おとな犬”自身は友達がいないことをさほど気にしませんし、寂しいとは思いません。必要以上に不安にならなくても大丈夫です。

それでも「愛犬に何かしてあげたい」と思う場合は、飼い主さんが一緒にたくさん遊んであげましょう。大好きな飼い主さんと楽しい時間を過ごせば愛犬気持ちが満たされ、絆も深まります。
また、さまざまな場所に出かけて、いろいろな犬と出会うきっかけをつくってあげたりすることもおすすめです。

“おとな犬”が室内で排泄しない理由と対処法

舌を出すポメラニアン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
子犬のころは排泄をガマンすることができないので、自然と室内でできることが多いですが、“おとな犬”になるとガマンできるようになります。毎日の散歩のときに排泄する習慣がつくと、室内での排泄が必要なくなり、外で排泄するクセがつきます。

対策1.トイレを庭などに移動させる

室内のトイレを庭やバルコニーなど外を感じる場所に移動させましょう。排泄するまで散歩に行かないなど、ある程度ガマンさせると室内でするようになります。

対策2.トイレシーツに落ち葉や草を置く

愛犬がいつも排泄する環境に近づけるため、土や草、落ち葉などをトイレシーツに置いてみましょう。踏み心地やニオイで排泄が促されます。

“おとな犬”が寂しがりやになる理由と対処法

あとをついてくる中型Mix犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
“おとな犬”になると、若いころより体調が悪い日が増えたり、老化によって、今までできていたことができなくなったりすることで不安な気持ちに。そのため、寂しがるような行動が増えます。

対策1.病気がないか動物病院でチェック

体調不良の不安から寂しがっているなら早急に治療が必要です。まずは動物病院で健康診断をして、問題がないか確認しましょう。

対策2.安心して過ごせる場所をつくる

段差をなくす、心地いいベッドを用意するなど、愛犬に危険がなく、落ち着ける環境をつくると、老化からくる不安感を軽減できます。
“おとな犬”の困りごとは、とくに気にしなくていいものもありますが、クセをつけて悪化させないよう、しつけ方や環境を見直すことは大切です。それぞれの困りごとの理由を知って、正しい対処をしてあげてくださいね。
お話を伺った先生/藤本聖香先生(英国APDT認定ペットドッグトレーナー 獣医師)
参考/「いぬのきもち」2022年10月号『成犬・シニア犬ならではの理由を知ろう!“おとな犬”の困りごとTOP5』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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