犬と暮らす
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体にも心にもいいことナシ! 犬を興奮させすぎないためにすべきことは?
喜び・期待感などの感情からの興奮には、落ち着くことを学習させよう
(1)興奮したら遊びを中断する
引っ張りっこ遊びで興奮したら、おもちゃを手放し、遊びを中断します。愛犬におもちゃを振り回させたりして、興奮を発散させましょう。
愛犬の興奮が落ち着いたら遊びを再開して。すると、落ち着いたらまた遊んでもらえることを覚えて、興奮しすぎなくなっていきます。
●興奮したらフードやおやつを遠ざける
フードやおやつを近づけて興奮したら、上にあげて距離をとります。愛犬が落ち着いたら近づけ、興奮したらまた離すことを繰り返すと、自分で落ち着くことを覚え興奮しにくくなります。
「飼い主さんが帰宅」したとき
●愛犬を無視し、落ち着いたらかまう
帰った直後は興奮した愛犬に声もかけず、目も合わさずに無視を。愛犬の興奮がおさまったところで、初めて愛犬をかまいましょう。興奮したらかまってもらえないことを学習していきます。
恐怖・警戒などの感情からの興奮は少しずつ慣れさせよう
●小さな音を聞かせながらおやつを与える
愛犬が苦手な音を小さな音量で聞かせながらおやつを与えます。落ち着いていられたら、音量を少し上げてまたおやつを。根気強く繰り返すと、苦手な音に興奮することがなくなります。
●散歩中に立ち寄り、いい印象をつける
動物病院で興奮しやすい犬は、楽しい散歩の途中で立ち寄っておやつを与えるなど、いい印象をつけて慣れさせて。動物病院に相談のうえ、スタッフにおやつをもらうのも◎。
「車やバイク」などを見たとき
(1)苦手なものと距離をとり、愛犬とアイコンタクト
苦手なものと距離があり愛犬が興奮していないときに、おやつを手に持ちます。その手を愛犬と飼い主さんの顔の間に持ってきてアイコンタクトをします。
愛犬と目が合ったら、「○○を見て」と言いながらおやつを持った手を遠くの苦手なものに向けます。愛犬の視線を飼い主さんから苦手なものに向けさせましょう。
愛犬が苦手なもののほうを見ても平気でいられたら、アイコンタクトをしてからおやつを与えてほめて。これを、距離を縮めつつ繰り返しましょう。
「○○を見て」を教えることで〝スルー力〞が身につき興奮しにくくなる!
参考/「いぬのきもち」2023年9月号『犬の興奮をSTOP!』
イラスト/macco
文/いぬのきもち編集室
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