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犬が仮病を使うのはなぜ?愛犬の”不思議行動”の理由を解説

愛犬のふとした行動やしぐさを不思議に思うことはありませんか? たとえば、痛くないはずなのに愛犬が仮病を使って足を引きずったり鳴いたりしてきたことがあるかもしれません。
愛犬がするしぐさ・行動の背景を、哺乳類学者の今泉忠明先生に解説していただきます。

犬が仮病を使って抗議してくるのはなぜ?

MIXぷぷちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬が、治ったはずの足を引きずったり、痛くないはずなのに鳴き叫んだりしている姿を見たことがあるかたもいるのではないでしょうか。

犬はとても賢い動物なので、仮病を使うことができます。経験上、仮病を使えば飼い主さんが構ってくれるということを知っているので仮病を使うのだそう。

動物病院に連れて行ってまだ何もしていないのに急に「ギャイーン」と鳴き始めたり、痛がるようなしぐさを見せ始めたりしたら、それは構ってほしくてしている仮病かもしれませんね。

犬が狭い場所でもUターンできるのはなぜ?

ミニチュア・ダックスフンド えいとくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬が小さな小屋や箱の中でもくるっと簡単にUターンできるのを見て、不思議に思ったことはありませんか? また、狭い場所で小さく丸まって寝ている姿は多くの飼い主さんが目にする愛犬の日常かもしれません。

犬の背骨は上下には曲げにくいのですが、左右には意外と曲がる構造になっています。また犬の胸は、人の胸に比べて上下方向に長く、左右に短い形をしているので、胸を簡単に左右に折り曲げることが可能なのです。

愛犬が狭い場所でも器用にUターンできたり、体を小さく丸めて寝ることができたりするのは、人とは異なる犬の体のつくりがあるからだったのですね。
愛犬の器用な行動は、飼い主さんから見て不思議に感じることもありますよね。愛犬が仮病を使ったり、狭い場所をUターンできたりするのは、犬ならではの賢さや体のつくりが影響していることが分かりました。

ほかにも犬のおもしろい生態について調べてみると楽しいかもしれませんね。
お話を伺った先生/今泉忠明先生(哺乳類学者 日本動物科学研究所所長)
参考/「ねこのきもち」2021年2月号『あの動物学者の今泉先生がぜひみんなに知ってもらいたい!ざんねんじゃない犬のスゴイ!!生態』
文/中島萌乃
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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