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ごはんは2時間後なのに、自動給餌器の前でお行儀よく待つ犬 行動から読み取れる心理は|獣医師解説
まるで“忠犬”のような後ろ姿を見せていますが、投稿によるとかぼすくんは自動給餌器の前でごはんが出てくるのを待っているのだとか!
さっきごはんもおやつも食べたばかり(笑)
かぼすくんの愛らしい待ち姿には、X(旧Twitter)ユーザーから「かわいい 真剣ですね!ちゃんとここから出てくるって分かってる」「健気。。。笑」「そんな真剣な顔がかわいい」「飼い主様の帰りを駅で待つハチみたいだね、可愛い」などとコメントが寄せられていました。
いつだって真剣。
— 柴犬かぼす (@KABOSU20180902) April 7, 2023
でもさ、さっきご飯もおやつも食べたし、まだ2時間は出てこないよ?#柴犬 #かぼすさん #shiba #shibainu pic.twitter.com/uaPvGY06hQ
当時の様子について、飼い主さんに話を聞いた!
ふとかぼすくんを見たら自動給餌器の前で姿勢よくおすわりしていたといい、思わず吹き出しながら動画を撮影したといいます。
「かぼすさんはこれまでにも、ごはんを欲しそうに自動給餌器を見つめていることがありました。なので、まずは『今日も見ているな』と思ったのと、これまではあまり見なかった自動給餌器の真正面かつ姿勢よく待つ姿に『すごい執念だな』と感じました。
ワンと鳴くわけでも前足でお皿をちょいちょいしてイタズラするでもなく、ただ静かに自動給餌器を見つめているだけなのも可愛いなと思いましたね」
食いしん坊エピソードはほかにも!
「かぼすさんは白米が大好きです。白米を炊いた日は、私たちの食事が終わって片づけ始めると、かぼすさんは必ずキッチンの入り口にスタンバイします。釜についたごはん粒をゲットしようと、ときにはよだれを垂らしながら待っていることがあります。
キッチンに入ると怒られるのを理解しているのか、絶対に入口で待っている姿がおもしろいのと、そこまでごはん粒が欲しいんだなと、微笑ましく思います」
【獣医師解説】ごはんは2時間後なのに、自動給餌器の前でお行儀よく待つ犬の心理
いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に聞きました。
「過去の経験から、自動給餌器を『おいしいごはんが出てくるもの』と理解しているのでしょう。最初はどういうものか知らない製品でも、犬は一度経験することで覚えます。とくに嬉しい経験であると覚えやすい傾向に。
今回のかぼすくんも、自動給餌器からおいしいごはんが出てくることを知っており、どうしても食べたくて待っていたのでしょう。『まだ何かを食べたい』という強い気持ちが読み取れます。
かぼすくんのような姿を見せる犬は、食いしん坊なコやお腹が空いているコに多いでしょう。また、ほかにすることがなくて食べることに楽しみを見いだしているコも、自動給餌器に執着する傾向があるかもしれません」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・山口みき先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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