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犬が「クンクン」鳴くのはなぜ? 犬が鼻を慣らす理由と対処法
「犬がクンクン鼻を慣らす理由と対処法」について、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。
犬が「クンクン」と鼻を鳴らす理由
たとえば、
- 飼い主さんに甘えたい
- 寂しい
- かまってほしい
- 自分の方を向いてほしい
- おねだりしたいことがある
などの理由から鼻を鳴らすことが多いです。
また、そのコにとって不安や怖いことがあるときなどにも「助けてほしい」「守ってほしい」という気持ちで鳴くこともあるでしょう。
「クンクン」と鳴く犬は、基本的に甘え上手や寂しがり屋なコが多いです。
犬が「クンクン」と鳴くのは子犬の名残?
たとえば、子犬の頃はコミュニケーションの一つとして母犬に「クンクン」と鳴いて、自分の居場所を伝えたりおっぱいを要求することが多く、その名残りで飼い主さんを母犬のように慕って「クンクン」と鳴いてコミュニケーションをとろうとしている可能性もあります。
犬は鳴き声を使い分けてコミュニケーションをとろうとするので、子犬の頃よりは頻度は減るかもしれませんが、成犬でも「クンクン」と鳴くことがあるでしょう。
犬が「クンクン」鳴く場合の対処法
愛犬が「クンクン」と鼻を鳴らす場合は、「おすわり」や「待て」などの指示を出して、上手にできたらおやつをあげたり一緒に遊んであげるとよいでしょう。
「鳴いたから要求が通った」のではなく、「言うことを聞いたらほめてくれた」と愛犬に学習させることが大切です。
犬が鼻を鳴らすのは痛みからくる場合もある
たとえば、
- 普段よりも声が小さく鳴いている
- どこかを痛そうにしている
- 下を向いている時間が多い
- 体の一箇所をずっとなめている
- あまり動かず丸まっている
- 震えている
- 食欲がない
などの症状を伴っている場合は、愛犬が体に異変を感じている可能性もあるので動物病院を受診されるとよいでしょう。
愛犬が「クンクン」鼻を鳴らすとき、その理由は何かを考えてみましょう。参考にしてくださいね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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