犬と暮らす
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子犬の「留守番トレーニング」どう進めればいい?専門家が解説!
犬だけでリラックスして留守番できるようにトレーニングしよう
留守番時に、犬も飼い主さんもストレスを感じてしまわないよう、子犬のころから留守番できる犬にしつけておくことが必須です。クレートやサークルの中で落ち着いて留守番できるようになれば、犬も快適に安心して過ごせますよ。
飼い主さんがそばにいなくてもサークル内でリラックスできるようにしよう
留守番用の環境をつくろう
犬が安心できる寝床。必要ならかけ布をしても。屋根つきなので、地震などが起きた際に逃げ込める場所としても有効です。
②給水器
長時間の留守番になるので、飲み水の用意は必須。給水ボトルなら、こぼしてしまう心配を軽減できます。
③ゴム製おもちゃ単独で遊べるようにお気に入りのおもちゃを与えて。その際、噛み壊すことのない安全なゴム製のおもちゃやガムなどが◎。
④トイレシーツ
クレートとトイレシーツは、トイレシーツの幅2個分以上離して設置。広めのトイレシーツなら、複数回の排泄にも備えられます。
⑤サークル
犬のトイレと居住空間は離れている必要があります。狭すぎるとストレスを感じやすいので、写真のようにクレートとトイレを充分に離して設置できる広さのサークルを用意。飛び跳ねやすい犬は、屋根つきにして。
犬をサークルに入れて、離れる練習をしよう
犬をサークルに入れ、「マッテ」をさせたまま、飼い主さんはサークルから少しずつ離れていきます。おもちゃで30分単独で遊べるようにもトレーニングを。
同室のソファの裏などに隠れ、「マッテ」をしたまま落ち着いていられるか見守ります。1分、3分、5分と、離れている時間は少しずつ長くしていきます。
戻ったら「イイコ」とほめて、フードを与えます。練習時間は計30分が目安。慣れてきたら、戻る時間を犬が予測できないよう、離れる時間をランダムに変えて。
留守番前にエネルギーを発散させよう
散歩や引っ張りっこ遊びで体力を消耗させよう
留守番前は、30分~1時間くらい、いつもよりも長めに散歩をして、体力を消費させて。散歩中に排泄もすませておけば、留守中のそそうの心配も軽減できます。
散歩中は、階段を上ったり、ダッシュをさせたりして、ときどき運動量を増やし、愛犬を疲れさせる工夫を。歩くだけの散歩よりもメリハリが出て、犬も楽しめるはずです。
エネルギーを消費しやすい引っ張りっこ遊びも行うとより効果的。散歩に行けない場合は、室内で行ってもOK 。犬は遊び足りないと退屈しのぎにイタズラをしやすいので、たっぷり遊ぶとイタズラ防止の効果も期待できます。
参考/「いぬのきもち」2021年12月号『はじめてしつけコンプリートドリル 留守番のさせ方』
写真/佐藤正之
文/岸 綾香
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