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「よかれと思って」が逆効果のことも 犬の幸せを奪う可能性のある飼い方とは? |獣医師解説

愛犬には「幸せでいてほしい」と願っている飼い主さんは多いことでしょうが、「犬の幸せ」とは本来どのようなものだといえるのでしょうか? 飼い主さんの「よかれと思って」の行動が、結果的には愛犬の幸せのためにならないこともあるようです。

今回、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。

犬の幸せを奪う可能性のある飼い方とは?

見つめる犬
gettyimages
——「犬の幸せを奪う可能性がある飼い方」といったときに、具体的にどのようなことが当てはまるといえますか? 
岡本先生:
「まず犬の幸せとはなにかを考えると、次のようなことがいえると思います。
・適切な食事を与えられていること
・運動量が足りていること
・飼い主さんとの適切なコミュニケーションがあること(しつけを含む)
・定期的な健診や予防で健康管理されていること
このようなことが適切にされていないと、結果的に犬の幸せを奪ってしまう可能性があります。犬の健康や健康寿命を損なってしまったり、人やほかの犬とトラブルになる恐れもあるでしょう」

飼い主さんの「よかれと思って」が逆効果になることも?

おやつを見つめる犬
gettyimages
——飼い主さんが愛犬のために「よかれと思って」と実践しているお世話で、実は逆効果になっているという事例について教えてください。
岡本先生:
「たとえば、次のようなことは愛犬にとっては悪影響となってしまう可能性があると思います。
・愛犬が欲しがるからとおやつを与えすぎる
・愛犬にも友達がいたほうがよいと思い、無理に犬同士の交流をさせようとする
・厳しすぎるしつけをする
これらは愛犬の健康を損なってしまったり、大きなストレスを与えてしまう可能性があるので注意が必要です」

飼い主さんが心得ておきたい「犬の幸せ」の考え方は?

リードをくわえる犬
gettyimages
——最後に、飼い主さんは「犬にとっての幸せというのはどういうものである」と理解すると、愛犬のためになるでしょうか?
岡本先生:
「愛犬は大切な家族ではありますが、人とは違うところがたくさんあります。どんなときもなるべく犬の視点に立ってあげて、愛犬の幸せを考えて行動してあげることが大切なことではないでしょうか」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/柴田おまめ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
※記事の内容は2024年8月時点の情報です。
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