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抜け毛だけじゃない! 換毛期に気を付けたい肌トラブルとケア方法

春になると、換毛期のある犬は抜け毛が気になりますが、気にしてほしいのは抜け毛だけではありません。換毛期には、毛が生え変わることによって肌トラブルがおこることも。今回は、犬の換毛期に関する基礎知識や、犬種や毛の生え変わりで起きやすい肌トラブル、その予防に効果的なお手入れ方法についてご紹介します。

換毛期とは

桜と柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の毛には、皮膚を保護する「オーバーコート(上毛)」と、体温調節を行う「アンダーコート(下毛)」があります。
そして、この2種類の毛を持つ犬には、春と秋の年2回、大量に毛が抜ける換毛期が訪れます。これは、夏と冬の温度差にあわせて、体温調節する役割を持つアンダーコートが大量に抜けるためです。

換毛期のある犬種とない犬種

走る柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

換毛期がある犬種

オーバーコートとアンダーコート、2種類の毛をもつ犬種(一例)は以下のとおりです。

  • ゴールデン・レトリーバー
  • ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
  • シェットランド・シープドッグ
  • ポメラニアン
  • ジャーマン・シェパード・ドッグ など

換毛期がない犬種

反対に、換毛期がないオーバーコートのみの犬種(一例)は、以下のとおりです。

  • プードル
  • マルチーズ
  • シー・ズー
  • ヨークシャー・テリア
  • パピヨン など

換毛期に起きやすい肌トラブル

浅在性膿皮症
換毛期の抜け毛を放っておくと毛玉になり、皮膚が蒸れて「膿皮症(のうひしょう)」などの皮膚炎を起こすことがあります。
写真は、毛の根元まで症状がでている「浅在性膿皮症(せんざいせいのうひしょう)」です。
このような皮膚炎にかかると、犬も痒みや痛みなどを感じるので、炎症を起こす前に予防してあげるようにしましょう。

肌トラブルを予防するお手入れ

①ブラッシング

ブラッシングするチワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
最低でも10分程度、毎日ブラッシングをして全身の抜け毛を取り除いてあげましょう。その際は、皮膚を傷つけないように力加減に注意しながら、ブラシをかけることを心がけてください。

②バブルバス

バブルバスに入る犬
バブルバスを使うことで、泡が毛玉をからめとり、皮膚が刺激されて代謝が上がるため、毛の生え変わりを促進する効果が期待できます。
近くのサロンでバブルバスがあるようなら、試してみるとよいでしょう。
換毛期は、抜け落ちた毛にばかり目が行きがちですが、体に残っている抜け毛にもしっかりと気を配ってあげたいものです。愛犬の皮膚の健康のためにも、ブラッシングなどのお手入れをしっかりと行ってあげるようにしましょう。

いぬのきもち WEB MAGAZINE|意外な人気犬種も!抜け毛が多い犬・少ない犬は?

参考/「いぬのきもち」2016年4月号『季節の変わり目、新生活などに備えて健康管理を万全に!病気・ドラブル』(監修:東京動物医療センター副院長 南直秀先生)
   「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『意外な人気犬種も! 抜け毛が多い犬・少ない犬は?』(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
文/こさきはな
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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