ビールに枝豆は人間のおつまみの定番ですね。今回は、犬に枝豆ってあげてもいいの?という飼い主さんの疑問に、いぬのきもち相談室の獣医師がお答えします!
犬に枝豆を与えても問題ありません
犬に枝豆を与えても大丈夫です。枝豆には、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなど栄養が含まれているので、少量与える程度であれば問題ありません。
枝豆の与え方をチェックしておこう!
枝豆は犬にあげてもOKですが、与え方によっては犬が体調不良を起こすことがあるので、注意しましょう。
与え方1:必ず加熱する
犬に枝豆を与えるときは、必ずゆでるなど加熱してから与えてください。生の枝豆には、タンパク質の消化吸収を防ぐ働きのある、トリプシンインヒビターという成分が含まれているので、生であげるのはNGです。
与え方2:さやや薄皮を取り除く
消化不良を起こさないためにも、枝豆のさやや薄皮は取り除いて与えましょう。
与え方3:塩を加えないで与える
人間用の枝豆は、ゆでる際に鍋に塩を加えたり、ゆでたてのさやに塩をふることがありますが、犬に与えるときは、塩を加えないでゆでるようにしましょう。
スーパーのお惣菜コーナーで販売されている枝豆は、ゆでた後に塩を使っていることが多いので、避けた方がよいです。
与え方4:消化しやすい工夫をする
枝豆の粒を丸のみしていると、うんちからそのまま出てくることもあるので、刻む、すりつぶすといった工夫をしてごはんのトッピングにすると、栄養の吸収もよくなります。
枝豆を犬にどれくらいあげてもいいの?
成犬に枝豆を与える場合、一日に与えてよい量は体重によって異なります。体重1~3kgの犬なら4~9粒、体重5~10kgの犬なら14~23粒、20kg以上の犬は40粒が目安となりますが、枝豆以外に間食をすると、これより与える量は少なくなります。
枝豆は100gあたり約135kcalと意外にも高カロリーなので、与える際は少量にしておきましょう。
大豆アレルギーにも注意して!
枝豆は未成熟の大豆のため、大豆アレルギーのある犬は、反応を起こす可能性があります。初めて与えるときは、必ず少量にして様子をみて、もし下痢や体の痒みなどが現れたら、すぐに与えるのを止めて獣医師に相談しましょう。
今回は、枝豆についてご紹介しました。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください