子供を支配したり、自分の身勝手を優先する親のことを「毒親」と呼ぶことがあります。
愛犬に対しても「毒親」のような接し方は問題になることも。今回は、毒親にならないための6か条をご紹介します。
犬の「毒親」にならないための6か条
1、暴力や恐怖、力で支配しないで
犬に暴力や精神的な恐怖を与えるなどは言語道断!力を使って支配しようとする犬への虐待は絶対にしないでください。犬にわからせるために必要、というのは間違った認識です。かえって問題行動がひどくなる場合もあります。「いぬのきもち」などで正しい知識を得たうえで、ほめるしつけをしてあげてください。
2、犬を危険な状態におかないで
温度が高くなる季節に車内に犬を置いて離れる、お店の前に犬を繋いで買い物をするなど、人間の都合による行動で、犬を危険な目に合わせていませんか? 少しだけだから・・というのは人の感覚で、犬は暑さに苦しんだり怯えていたりする場合もあります。
3、いつも怒鳴ってばかりいないで
たとえしつけのための指示であっても、いつも大きな声で怒鳴ってばかりでは、犬が畏縮してしまいます。よいことができたら優しく褒めてあげることを忘れないでください。
4、飼育放棄をしないで
面倒だからお散歩に行かない、心配な症状があるのに面倒だからと病院にも連れて行かないといったことも飼育放棄(ネグレクト)につながります。食事と水さえ与えておけばいい、ということではありません。犬を飼うということは、生命ある家族を迎え入れるということです。正しい知識を身につけるとともに愛情をもって生涯面倒をみてあげてください
5、時には犬に自分の時間を与えてあげて
愛犬を溺愛している飼い主さんの触り過ぎや構い過ぎといった過剰なお世話は、愛犬を分離不安にしてしまったり、ストレスになることもあります。時には犬がゆっくり休める時間を作ってあげてください。
人と犬が幸せになるためのお世話をしよう
犬と暮らす生活は、愛犬からたくさんの楽しさや癒しをもらうことができます。人間の身勝手な都合やストレスのはけ口に、犬を利用しないでください。
犬の一生に責任を持ち、人と犬が楽しく幸せになるためのお世話をしましょう!
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください