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トマト・キュウリって犬にあげるときの注意って?
トマトとキュウリは犬に少し与えても大丈夫!今回は、水分補給に最適のトマトとキュウリを犬に与える際の注意点をご紹介します。
トマトは老化や動脈硬化の予防と水分補給ができる

トマトの約94%は水分で「リコピン」「βカロテン」「カリウム」「ビタミンC」などの栄養素が含まれています。
トマトに含まれるリコピンとβカロテンは、抗酸化作用が強く、体を活性酸素から守る働きがあるため、人間の老化や動脈硬化の予防、美容、犬の健康維持にも有効だといわれています。
トマトを犬に与える際の注意点

①水分の多いトマトは、犬に与えすぎるとお腹の調子を崩すことがあります。1日の目安は15g程度として与える量に注意してください。
②葉や茎、ヘタの部分や、未熟な青いトマトには中毒性のある「アルカロイド」と言う物質が含まれていて、下痢や嘔吐、痙攣などを引き起こす可能性があります。犬のトマトを与える際は、必ず赤く完熟したもの選び、葉や茎、ヘタの部分は取り除いてください。
③ブタクサやシラカバ、スギにアレルギーのある犬は、トマトに交差反応を起こして下痢や嘔吐、震え、かゆみ、腫れなどの症状が出ることがあるので、トマトを与えること自体をやめましょう。
キュウリは低カロリーで水分補給ができる

キュウリの約96%は水分で、1本あたり約15kcalと低カロリーの野菜で「βカロテン」「カリウム」「ビタミンK」「葉酸」などの栄養素が含まれています。
トマトと同じくキュウリに含まれているβカロテンは、抗酸化作用や免疫を高める効果があります。
キュウリを犬に与える際の注意点
①キュウリに含まれるカリウムには利尿作用があり、血圧の調整や体内の機能維持に有効ですが、摂取し過ぎると高血圧を引き起こす恐れもあるので、腎臓や心臓が悪い犬は、獣医師に相談してください。
②水分を多く含むキュウリは、犬に与え過ぎると下痢や嘔吐を起こしやすいので、1回に与える量は20g程度にしましょう。のどに詰まらないように小さく切ってあげると食べやすくなります。
③ブタクサやニンジンにアレルギーのある犬は、キュウリに交差反応を起こして症状が出ることがあるので注意してください。
トマトとキュウリ、手軽に食べられる野菜を愛犬のおやつにしてみてはいかがですか?
いぬのきもちWEB MAGAZINE|【ペット栄養管理士が解説】愛犬にトマトをあげてもいい?良い栄養素とその効果とは
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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