犬と暮らす
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【犬種別でも解説】犬の年齡は人の何才?気になる平均寿命は?
犬の年齡を人と比較してみると…
小型犬・中型犬の場合
大型犬の場合
実際に犬の年齢を人の年齢に換算すると、下記のようになります。
※犬と人の年齢換算はあくまで目安であり、犬種や個体によって異なります。
犬のシニア期は何才から?
大型犬であれば12才、小型犬・中型犬であれば16才を超えたらご長寿犬に。自力で歩けて、寝たきりや認知症にならずにこの年齢を迎えられたら、「健康長寿犬」といえます。
愛犬が充実したシニア期を送れるよう、健康診断の回数を増やしてあげるなど、飼い主さんは早めの対策と予防をしてあげてくださいね。
犬種別で見る「平均寿命」
犬の長生きの秘訣とは?
食事管理
量やカロリーは適量を与えて、消化性がよく栄養バランスのよいシニア用のフードに切り替えてあげましょう。もし1回で食べる量が減った場合は、複数回に分けて与えてみてください。
シニア犬になると、食事や飲水量が減る場合もあります。飲水量が少ないとオシッコの回数や量も減り、オシッコが濃くなって尿石症などの泌尿器系の病気になりがちに。
1日の飲水量の目安として、体重1kgあたり40~60mlの水分を摂取させてあげてください。ごはんに水や肉汁、無脂肪・無糖ヨーグルトなどを加えて、水分量を補ってもいいですね。
スキンシップ
飼い主さんから相手にされないと、犬はストレスを感じてしまいます。飼い主さんから話しかけられることは犬にとって大きな喜びとなり、脳へのよい刺激にもなります。
シニア犬になると耳が聞こえづらくなってくるので、オーバーなくらいのジェスチャーと、大きな声でゆっくりと話しかけてあげてくださいね。
散歩
散歩は明るい時間帯を選び、短距離・短時間でこまめに行ってあげてください。犬のペースに合わせてゆっくり歩いてあげるのがいいでしょう。
もし愛犬が股関節や膝にトラブルがあったり、足腰が弱っているのであれば、あまり無理をさせないように行いましょう。
ちなみに、東京農工大学大学院の調査によると、「15才以上で亡くなった犬」と「5~10才で亡くなった犬」の違いを比較すると、散歩の頻度に大きな差があることが明らかになったそうです。
触れ合いや散歩は良い刺激となり、認知症の予防にも効果的です。「シニアだから散歩しなくていいや」と思うのではなく、適量の散歩で筋力維持とリフレッシュをさせてあげましょう。
住環境
たとえば……
- 床に滑りにくいシートやマットを敷く
- 段差や障害物を取り除く
- 階段などの段差にスロープを取り付ける
など。滑りやつまずきをなくす工夫をして、より愛犬の安全に配慮してあげてください。足裏の毛のお手入れも忘れないようにしましょう。
体温調節
室温は24~26℃前後を保って、特に寒さが強い日は必要に応じて洋服を着せるなどの工夫をしましょう。(洋服を嫌がる場合は、無理に着せないようにしてください)
また、乾燥により肉球がひび割れて歩きづらくなったり、皮膚病を引き起こしたりする恐れも。空気が乾燥しないよう室内湿度を50~60%に保ち、肉球にはワセリンなどを塗って皮膚の保湿対策をしましょう。
定期健診
また、シニア期は腸の動きが低下して便秘になったり、消化状態が悪くなることも。排泄物の状態が健康のバロメーターになるので、オシッコやウンチの色や状態、量や回数を毎日チェックしてあげてください。
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/sorami
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