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換毛期、いくらでも抜ける愛犬の毛はむしってでも取り除く。これってOK?

飼い主さんなら、愛犬のお手入れや生態に関することなどを、ネットで調べることがあるでしょう。しかし、たくさんの情報があり、どれが正解なのか分からない……という声も。そこで今回は、犬の健康を保つためにも知っておきたい、被毛や爪にまつわる正しい情報をお伝えします。

毎日ブラッシングすると毛が生えなくなる!?

ブラッシングしているチワワのミルク
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ブラッシングを毎日しても被毛が生えてこなくなることはありません。
むしろブラッシングで汚れや不要な被毛を除去すれば、通気性がよくなり、愛犬の皮膚の健康を健やかに保つことができます。
また、ブラッシングを毎日の習慣にすれば、スキンシップもできて健康チェックにも役立ちますよ。毛玉ができにくくなると、愛犬もブラッシングを心地よく感じるでしょう。とくに長毛種や巻き毛の犬はまめに行いたいですね。

換毛期はどんどん手で毛を抜いたほうがいい?

ブラッシングしている柴犬のコタロー
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
毛が生え変わる季節は、抜け毛の量がぐっと増えるもの。いくらでも抜けるからと、被毛を直接引っ張ると皮膚を傷つけるおそれがあります。とはいえ、抜け毛やもつれ、毛玉が残ったままでは皮膚トラブルの原因に。
そこで、家庭ではスリッカーブラシなどを使ってこまめに取り除くことがおすすめです。無理に手で抜くよりも、スリッカーブラシの方が自然と抜け毛が集まるので、安全にきれいに取れますよ。

サマーカットは健康に良くない?

サマーカット姿がかわいいマルチーズのチコ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ポメラニアンやセント・バーナードなど、寒い国原産の犬や、被毛が多くて熱がこもりやすい犬は、短めの方が涼しくて快適に過ごせるでしょう。また、皮膚病の予防にもつながるので、暑い夏などは短くカットしてOK。
ただし、おしゃれ優先で極端に短かくカットするのは、熱中症や虫刺されなどのリスクが高まるので避けましょう。

爪は自然と削れるからお手入れ不要!?

爪切りしているカニーンヘン・ダックスフンド
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
足先の爪は削れることもありますが、地面につかない「狼爪」は削れません。そのため、爪は定期的なお手入れが必要になります。
伸びすぎると巻爪になり足に刺さってしまうこともありますが、犬の爪の内部には血管や神経が通っていて爪と一緒に伸びていくので、こまめに切る方が痛みや出血を避けることができるのです。
床の上でカシャカシャ音がするなら、爪全体がかなり伸びている証拠。伸び過ぎると切りにくくなるので、愛犬の爪はどれくらいで伸びるか観察してみてくださいね。
犬の被毛や爪にまつわる情報は、お手入れをするときや愛犬の健康維持に欠かせないことなので、ぜひ正しい情報を身につけておきましょう。お手入れが難しいと感じたら、動物病院やトリミングサロンなど、プロにお願いしてもいいですね。
参考/「いぬのきもち」2017年10月号『ネットに載っていたこの情報、ウソ?ホント?先生たちが判定します!』(監修:東京動物医療センター副院長 南直秀先生、トリマー 前迫光世先生)
文/ishikawa_A
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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