飼い主さんの困りごとの一つとして、度々話題に上がる「来客吠え」。実は来客吠えの中でもレベルがあるんです! いろいろ対策を講じてみたけれど、あまり効果がなかったという飼い主さん。一度、愛犬の来客吠えのレベルとレベルに合った対応策を確認してみましょう♪
愛犬はどのレベル? まずはレベルを知ろう
愛犬の来客吠えに頭を抱える飼い主さんにまず知ってもらいたいのは、その深刻度です。深刻度によってその後の対策が変わってくるので、一度チェックしてみましょう。ここでは、深刻度を3つのレベルに分けてご紹介します。
レベル1
チャイムが鳴ったあとに数回吠える状態。飼い主さんはまだ我慢できるレベルですが、早めの対処がおすすめです。
レベル2
チャイムが鳴ったあとに数分間吠え続ける状態です。悪化しないように、これから積極的に直していきたいレベルです。
レベル3
チャイムが鳴ってから来客が帰るまで、ずっと吠え続けている状態です。危険や周囲への迷惑も出てくるので、根気よく対処をしましょう。
レベルに合った対策をしよう!
愛犬がどのレベルにいるのか、把握できたでしょうか? 対策してきたけれど、これまでなかなか上手くいかなかった場合、もしかしたら対処法が合っていなかったのかもしれません。レベル別の対応策をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
レベル1
チャイムが鳴って2、3回吠えるだけという場合、飼い主さんも我慢でき、ご近所への迷惑もかからないようであれば、それほど問題がある行動ではありません。このレベルでは愛犬が吠えた後に、「はい、ありがとうね」など、静かに声をかけて対応してあげましょう。
吠えた後に「うるさい!」などと愛犬を叱ってしまうと、さらに興奮して、より吠えてしまう恐れがあります。「数回吠える→飼い主さんが対応→吠えやむ」という流れを習慣づけて、愛犬がそれ以上興奮しないようにしましょう。
レベル2
チャイムが鳴った後に数分間吠え続けるのは、愛犬がかなり興奮している証拠です。チャイムが鳴ったら「ハウス」の指示を出し、クレートに入れましょう。
愛犬にとってクレートが「自分だけの落ち着けるスペース」なのです。普段からクレートでリラックスした状態でいられるように、クレートトレーニングをしておくのがおすすめですよ。おやつで誘導するなど、愛犬が自らクレートに入れるレベルにしておきましょう。
レベル3
チャイムがなってから来客が帰るまでずっと吠えているという場合、愛犬は「吠えたことで相手を追い払えた」と思い、吠え続けることが習慣化してしまっています。このままにしておくと、近所迷惑や、来客に危険が及ぶこともあります。
「吠え続けたら、相手を追い払えた」という体験をこれ以上させないように、来客の合図であるチャイムを鳴らさない工夫をしてみましょう。
来客吠えを無くして、ストレスフリーな日々を過ごそう♪
飼い主さんの困りごとあるあるの一つが「来客吠え」。愛犬のレベルと正しい対応策が分かったところで、あとは実践のみです。これからしっかり対策して、飼い主さんも愛犬もストレスの無い日々を送ってくださいね!
参考/「いぬのきもち」2018年5月号『愛犬の5大困りごとレベルはどのくらい?』(監修:日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター 戸田美由紀先生)
文/Yumi
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。