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何でこんな場所で寝るの? 犬の“変な寝場所”には意味があった
「何でこんなところで!?」と思うような場所で愛犬が寝ていること、よくありますよね。人の感覚だと落ち着けなさそうな場所や眠りにくそうな場所でも、犬にとっては心地よく感じる理由があるのです。そこで今回は、意外な場所で犬が眠る理由をご紹介します。
犬が寝る場所には意味がある

犬は「安心して眠れる場所」「安全で静かな場所」「家族の動きにいち早く反応できる場所」の3つを基準にして寝る場所を選んでいます。人から見れば寝にくそうな狭い場所や部屋の隅でも、犬にとっては大好きな家族の存在を感じられて安心できる場所。また、野生時代の名残りで犬は眠りが浅く、寝ているときも家族の気配を感じています。
寝場所その1:玄関

ポメラニアンのコタロウくん。玄関で寝る理由を飼い主さんは気になっているそうですが、夏の暑い時季ならば、石の冷たさが気持ちよいと感じてこの場所を選んでいるのでしょう。また、この写真ではコタロウくんは目を開けてこちらをうかがっているので、“散歩に行けるかも”という期待感も含まれていそうです。
寝場所その2:人がよく通る場所

居間のど真ん中のフローリングで寝ているのは、トイ・プードルのロイくん。部屋の真ん中や階段の途中、トイレの前など、必ず家族の誰かが通る場所で犬が寝るのはきっと、飼い主さんの気配を感じられたり、通るときに声をかけられたりするのがうれしいと感じているからかもしれません。
トイレ前の廊下で

こちらはゴールデン・レトリーバーのモモちゃん。いないと思うと、たいていトイレの前の廊下で寝ているのだそう!
階段の途中で

階段の途中で寝ているのは、柴のむさしくん。同居犬とひとつのベッドで寝ることもあれば、ひとりで階段でくつろぐこともあるのだとか。
寝場所その3:ソファの背もたれ

器用にソファの背もたれで寝ているのは、ミックスのぽー助くん。ソファを乗り降りして遊んでいるうちに疲れてしまったのか、背もたれに乗っかって寝ていることが……と飼い主さん。ソファの背もたれに四肢を伸ばしてぶらりと体を預けると、背骨がフィットして犬にとっては意外と心地よいのだとか。さらに、飼い主さんのニオイもついているので、安心して眠れるのでしょう。
こちらもソファの背もたれで

こちらはトイ・プードルのモカくん。ソファはほかにもあるのに、必ず飼い主さんがいるソファのクッションや背もたれで寝るのだそう!
飼い主さんが「寝にくそう?」と思う場所でも、犬にとっては飼い主さんを感じながら安心して眠れる場所なのです。愛犬が変な場所で寝ていても、あたたかく見守ってあげてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2020年3月号『愛犬の心理を読み解こう!“寝る場所”でわかる犬のキモチ』(監修:哺乳類学者 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/terasato
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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