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犬にキャベツはOK? 気を付けたい量、与え方とは?
春のキャベツは甘くて、よく食べる犬も多いようです。でもキャベツを与え過ぎるとお腹のトラブルにつながる可能性があるので注意が必要。いぬのきもち相談室の獣医師が、キャベツを犬に与える際の注意点をご紹介します。
キャベツが好きな犬は多い

キャベツは1年を通して入手しやすい葉物野菜の1つです。パリパリとした食感やキャベツの甘さが好きな犬にとっては、楽しみの1つともいえるでしょう。
キャベツは食物繊維を豊富に含む野菜なので、ダイエットにも役立つ食材です。
実際に、いぬのきもちアプリに投稿された写真でも、キャベツを好んでいるコは多いようです。
キャベツを犬に与える際の注意点

キャベツを犬に与える目安量は、体重5kgの成犬で1日5g程度となります。与え過ぎには注意してください。
犬の体は、野菜の消化をあまり得意としていないので、生より茹でた方が消化がよいでしょう。細かく刻んだりペースト状にすると、栄養が吸収しやすくなるため、栄養を補えるメリットもあります。
キャベツの消化不良は腸トラブルの原因となる

キャベツの与え過ぎによって消化不良を起こすと、軟便や下痢を起こすことがあります。
反対に、犬が食べた食物繊維が多過ぎると便秘になることも考えられるので、どちらにしても食物繊維の多いキャベツの与え過ぎはNGです。
キャベツに限らず、はじめて与える食べ物は、少量ずつから与えてみるとよいでしょう。
甲状腺の持病がある犬にはキャベツを与えない
キャベツなどのアブラナ科の食材に含まれているグルコシノレートは、ゴイトリンという物質に変化して、甲状腺ホルモンの合成を阻害することがわかっています。健康な犬にキャベツを与えることは問題ありませんが、甲状腺の持病がある犬は与えないようにしましょう。
キャベツは食卓にも並ぶことの多い野菜なので、下ごしらえ中におすそ分けをしたり、ご飯のトッピングとして与えている方も多いようです。キャベツの与え過ぎは下痢や軟便、臭いおならの連発につながるので注意してくださいね!
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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