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【獣医師監修】犬にキャベツは大丈夫?効果や量、与え方の注意点とは

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食物繊維が豊富な健康食材として、人気の高いキャベツ。愛犬と一緒に食べている人も多いかと思いますが、本当に犬が食べても問題ない食材なのでしょうか?ここでは、キャベツに含まれる栄養素や効果、健康被害の有無や与え方の注意点などを解説します。


目次

どれだけの飼い主が愛犬にキャベツを与えているの?

犬にキャベツを与えるのは問題ない?含まれる成分とその影響について

犬にキャベツを与えることで得られる健康面のメリット

キャベツの正しい与え方は?生?ゆでる?芯は?

与えすぎは悪影響!キャベツの食べ過ぎで起こる健康被害とは

犬にキャベツを与える際は少量で!

どれだけの飼い主が愛犬にキャベツを与えているの?

カメラ目線で見上げるMix犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

数ある野菜の中でも、特に犬に与えやすそうなキャベツですが、実際どれだけの飼い主が愛犬にキャベツを与えているのでしょうか?いぬのきもちアプリユーザーに、「キャベツは愛犬に食べさせてもいいか、ダメかご存知ですか?」というアンケートを行ったところ、下記のような結果となりました。

犬にキャベツを与えていいと思っている飼い主の割合

なんと9割以上の飼い主が、犬にキャベツを与えても問題ないと思っているという結果が出ました!栄養豊富で健康によいといわれる野菜の代表格なので、愛犬の健康維持のために与える人が多いのかもしれませんね。

犬にキャベツを与えるのは問題ない?含まれる成分とその影響について

眠そうな柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

このように、大多数の飼い主が与えてもいいと思っているキャベツ。結論から言うと、犬にキャベツを与えても、基本的には問題はありません。ただし、与え方や量に注意が必要で、犬によっては与えない方がよい場合もあります。詳しくは後述しますので、まずはキャベツの優れた栄養面を見ていきましょう。

食物繊維

キャベツの栄養素といえば、ご存じ食物繊維!腸内環境を整えて、お通じをよくしてくれる働きがあります。そのほかにも、老廃物の排泄を促してくれる効果などが期待できます。

ミネラル

カリウムやカルシウム、マンガン、マグネシウムなどのミネラル分の含有量が、野菜の中でもトップクラスといわれるキャベツ。ミネラルは骨や歯の形成、血液や血糖値の調整や維持、神経の興奮抑制など、犬の体の成長や健康を助ける働きをしてくれます。

ビタミン

キャベツには、ビタミンCやビタミンK、ビタミンB1、ビタミンE、葉酸など、種類豊富なビタミンが多く含まれています。これらのビタミンは、抗酸化作用や免疫機能の促進、血液の止血、細胞の生まれ変わりのサポートといった効果が期待でき、病気予防や体質改善、成長促進などに役立ちます。

キャベジン(ビタミンU)

ビタミンの一種でもあるキャベジンは、過剰な胃酸分泌の抑制や、胃腸の粘膜を保護する働きを持つ栄養素です。胃腸薬からその名を知っている人も多いですよね。胃腸を丈夫にしてくれるだけでなく、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの予防効果も期待できます。

犬にキャベツを与えることで得られる健康面のメリット

クッションに伏せるMix犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

さまざまな働きをしてくれる栄養素が含まれるキャベツですが、具体的に、健康面にどのような効果やメリットが期待できるのでしょうか?

免疫力のアップ

抗酸化作用や免疫抗体を合成してくれるビタミンの働きにより、免疫力をアップさせて細菌などの侵入を防ぐ効果があるといわれています。風邪などの軽い病気はもちろん、ガン予防の効果も期待できるのだそうです。

胃を整える&便秘改善

食物繊維やキャベジンが、腸内環境や胃酸の調子を整えてくれるので、便秘の改善や胃腸内の病気の予防などに役立ちます。また解毒効果により、老廃物のデトックス効果も期待できます。

骨粗鬆症の予防

ビタミンKやマンガン、カルシウムなどの栄養が、丈夫な骨を形成してくれます。そのため、骨量の低下による骨粗鬆症の予防効果も期待できるでしょう。

ストレスケア&食糞の防止

犬が自分の排泄物を食べてしまう食糞は、ストレスや消化不良による栄養不足が、原因のひとつとして挙げられています。キャベツを与えることによって食糞がおさまったということもあるようです。とはいえ、必ず食糞を予防・改善できるとは言い切れないので、一度試す程度にとどめた方がよいでしょう。

キャベツの正しい与え方は?生?ゆでる?芯は?

おやつをおいしそうに食べるチワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

キャベツは部位や加工方法によって、摂取できる栄養が変わってきます。愛犬にキャベツを与える際は、以下の点に注意しましょう。

キャベツの適量は?

健康によいからとキャベツを与えすぎてしまうと、下痢やガス溜まり、吐き戻しなどを引き起こすおそれがあります。1日に与えていい量は、体重5kgくらいの成犬でだいたい5g。消化しやすいように、細かく刻んで与えてあげましょう。

生で与える?ゆでて与える?

ビタミンや酵素などは、加熱すると栄養価が半減してしまう栄養素です。栄養を壊さず摂取するなら、生で与えるのがよいでしょう。ただしキャベツは、生だと消化がしづらい食材です。葉がやわらかい春キャベツは生で与えても問題ありませんが、葉が固いキャベツは加熱してから与えましょう。
水に溶けやすい栄養素もあるので、あまり水にさらさず、短時間で加熱するのがおすすめです。また、電子レンジで加熱したり、ゆで汁ごと与えたりしてもよいでしょう。

芯は与えない方が無難!

キャベツの芯は、葉よりもビタミン類が多く含まれる部位。栄養豊富なら与えたい!と思ってしまいがちですが、実は硫酸イオンという中毒成分が、少量ながら含まれています。健康的な犬であればそこまで問題ないですが、老犬や子犬などの胃腸機能が安定していない犬は、中毒症状を起こす危険性も考えられます。そのため、芯の部分は基本的には与えない方が無難でしょう。

いぬのきもち WEB MAGAZINE「この野菜、犬に与えてOK?NG?犬が食べてもいい・食べてはいけない野菜」

与えすぎは悪影響!キャベツの食べ過ぎで起こる健康被害とは

後ろを振り返るバーニーズ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬にキャベツを与えすぎてしまうと、以下のような健康被害が起きるリスクが高くなります。

甲状腺機能低下症・甲状腺腫瘍

キャベツやブロッコリーなどのアブラナ科の食材に含まれるグルコシノレートは、体内でゴイトロゲンという物質に変化して、ヨウ素の吸収を阻害してしまいます。ゴイトロゲンを過剰に摂取してしまうと、甲状腺ホルモンを生成できなくなり、甲状腺機能低下症や甲状腺腫瘍などの病気を引き起こすおそれがあります。甲状腺に疾患がある犬や、甲状腺ホルモン剤を飲んでいる犬には、キャベツを与えるのは避けましょう。

結石

キャベツに豊富に含まれているシュウ酸は、カルシウムと結びついてシュウ酸カルシウムとなり、腎臓や尿道で結晶化して結石になることがあります。結石ができると尿道がつまってしまい、腎臓機能に負荷がかかって腎不全を引き起こすおそれがあります。

消化器系の病気

キャベツに含まれる食物繊維は、胃腸内の環境を整えてくれる分、胃腸が受ける刺激も強いです。そのため、消化器系に異常がある犬にキャベツを与えてしまうと、病気の改善を遅らせたり悪化させたりするおそれがあります。消化器系が弱りやすい老犬の場合は、特に注意してくださいね!

いぬのきもち WEB MAGAZINE「持病のある犬に与えてはいけない食べ物&飲み物」

犬にキャベツを与える際は少量で!

上を見上げるトイ・プードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

健康面で得られるメリットの多いキャベツですが、与え方や量に注意しないと、健康被害を引き起こすおそれもあります。甲状腺系の持病がある犬には与えるのを避け、健康的な犬でも正しい量と調理の仕方で与えてくださいね。与えた後に異常が出た場合は、すぐに動物病院を受診しましょう!

参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『この野菜、犬に与えてOK?NG?犬が食べてもいい・食べてはいけない野菜』
   「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『持病のある犬に与えてはいけない食べ物&飲み物』
監修/いぬのきもち相談室獣医師
文/pigeon
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※アンケート/「いぬのきもちアプリ」2018年3月調査より

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