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犬にいちごを与えても大丈夫?適切な量は?気を付けたい中毒やアレルギー反応も

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いちごは犬に食べさせても大丈夫な食べ物なのでしょうか?

いちごは犬が食べても大丈夫なフルーツです。キシリトールが含まれていることもあり「犬にいちごはNG」というイメージを持つ飼い主さんも少なくありませんが、実は、いちごに含まれているキシリトールはほんの微量!数粒食べる程度なら、安心して与えられるフルーツです。

また、最近は「ペット同伴可」のいちご狩りが増えるなど、愛犬と一緒にいちごを楽しめる機会も増えています。

そこで今回は、犬がいちごを食べて起こるかもしれないキシリトール中毒やいちごアレルギーについて紹介します。飼い主さんと愛犬が一緒に食べられるいちごのレシピなどもまとめました。

犬を飼っている飼い主さんは必見です!


監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )

いちごの栄養素

白色の背景にフレッシュなストロベリー
ranmaru_/gettyimages

いちごには抗酸化作用のある「ビタミンC」や活性酸素の量を減らす「アントシアニン」、利尿作用のある「カリウム」などが豊富に含まれています。

特に、ビタミンCの含有量はレモンの約60%!いちご1粒でかなりの量のビタミンCを摂取できるんです。

人間にとっては嬉しい成分がいっぱいのいちごですが、犬にとってはあまり意味がないかもしれません。犬は体内でビタミンCを生成できるため、一部のケースを除き、食品でビタミンCを補う必要がありません。

また、持病などを抱えている場合や、薬を服用している犬は、いちごに含まれるカリウムの利尿作用に注意してください。ブルーベリーの70mgに対し、いちごは170mgと豊富なカリウム含有量です。

いちごの加工品を食べても大丈夫?

人間の食べる食品の中には、「いちごジャム」や「いちご大福」など、いちごを使った加工品が多く存在します。犬は人間用のいちご加工品を食べても大丈夫なのでしょうか?

基本的に、いちごの加工品は犬に与えない方がよいでしょう。犬には毒性のない成分だけで作っている食品でも、犬の基準では大量の砂糖が使われています。

肥満や糖尿病などの原因になる可能性があるため、愛犬にいちごの加工品は与えないことをおすすめします。特に、「イチゴ風味」のような化学的にイチゴの味・香りのするような加工品には、より注意が必要です。

いちごの致死量は?

いちごの致死量は何粒くらいなのでしょうか?

結論から言うと、犬が死んでしまうほどのキシリトールをいちごのみで摂取するのは非常に難しいでしょう。

犬の体重1kgあたりキシリトール0.2g以上で低血糖症状があらわれ、キシリトール1.6g以上で肝細胞壊死がはじまります。

これをいちごに当てはめると、犬の体重1kgあたり約5粒(100g)で低血糖症状が現れはじめ、約20粒(400g)で肝細胞壊死がはじまります。

2.5kgのチワワでも約50粒ものいちごを食べなければ肝細胞壊死の状態には至りません。

犬がいちごを食べた時の症状とは

パグのたろいもちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬がいちごを食べた時に起こる症状には、どのようなものがあるのでしょうか?

「キシリトール中毒」「アレルギー症状」「尿路結石」という主な3症状にわけて解説します。

愛犬が持病を持っている場合や、いちごをはじめて食べさせる飼い主さんは必見です。

犬がいちごを食べた時の症状1:キシリトール中毒

いちごには100gあたり約360mgのキシリトールが含まれており、犬にとってはいちごがキシリトール中毒を引き起こす原因になるケースがあります。

キシリトール中毒の症状は大きく分けて5段階に分けられます。
レベル1:インスリン分泌作用が強く働き、血糖値が急激に低下(低血糖症状)。
レベル2:摂取して約30分後に元気がなくなる。
レベル3:ふらつき、嘔吐、痙攣、下痢などの症状を引き起こす。
レベル4:肝機能に異常をもたらす。
レベル5:最悪の場合は死に至ることもある。

アメリカでは、体重10kgの犬が1gのキシリトールを摂取した場合でも、直ちに治療しなければならないという報告がされています。チワワなどの超小型犬の場合、治療が必要になるキシリトール摂取量も変わります。

人間にとっては無害なキシリトールですが、犬にとっては猛毒。いちごを食卓に出す際にはくれぐれも気をつけてくださいね。

犬がいちごを食べた時の症状2:アレルギー反応

人間に食品アレルギーがあるように、犬にも食品アレルギーがあるのをご存じですか?

犬はまれに、いちごにアレルギー反応を示すことがあります。いちごアレルギーの症状は犬によって様々。身体にかゆみなどが起こる軽症のものから、下痢や嘔吐をしてしまう重症のアナフィラキシーショックまであります。

特に、りんごや梨などバラ科の果物に対してアレルギーを持つ犬は、いちごにもアレルギー症状が出る可能性があるため、よく注意して与えるようにしてください。

もしいちごを食べた愛犬に異常があらわれたら

チワワのナッツちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

もし、いちごを食べた愛犬に上記のような症状が現れた場合、必要に応じてかかりつけの動物病院で診察を受けましょう。また、もしものケースに備えて、深夜でも診察を受けてくれる動物病院も確認しておくことをおすすめします。

犬におすすめのいちごのあげ方

犬にも飼い主にも嬉しい効果がたくさんのいちご。ここからは、犬におすすめのいちごのあげ方を解説します。飼い主と一緒に食べられるおすすめのレシピも紹介します。

細かくカットしてあたえましょう

いちごをあげる際には、細かくカットしてあげることを忘れずに!

特にチワワなど小型犬は1粒丸々を与えた場合、しっかり咀嚼できずに丸呑みしてしまい、いちごを喉に詰まらせてしまうケースも報告されています。人間の基準のカットではなく、みじん切りや4分の1程度にしたいちごを与えることをおすすめします。

必ず、いちごは愛犬のサイズに合わせた大きさにカットしてあげましょう。

いちごはおやつの量にとどめて

いちごをあげる量は、おやつと同じくらいにとどめましょう。

体重3kgの小型犬なら、1粒半(約15g)が目安です。

いちごには水分と食物繊維が多く含まれています。そのため、大量に摂取してしまうと消化不良を起こし、下痢の原因になる可能性があります。

また、いちごの食べすぎでドッグフードを食べられなくなってしまうと本末転倒です。あくまでフルーツだということを忘れずに、愛犬を甘やかしすぎないよう気を付けましょう。

いちごのへたは取り除きましょう

愛犬にいちごをあげる場合、へたには気を付けましょう。いちごのへたに含まれる成分に毒性はないのですが、食べやすい物ではありません。できればいちごのへたを取り除いてから与えましょう。

愛犬と一緒にクリスマス!いちごのショートケーキのレシピ

クリスマスには、愛犬も一緒にケーキを食べてお祝いしたいですよね。今回は、犬が食べられる食材のみで作ったいちごのショートケーキを紹介します。

【材料】
小麦粉……40g
バナナ……1本
イチゴ……適量
卵……2個
ハチミツ……適量
プレーンヨーグルト……適量

【作り方】
1:プレーンヨーグルトは前日から水切りしておく
2:完熟バナナを潰す(レンジでチンすると潰しやすい)
3:潰したバナナと卵黄をよく混ぜる
4:小麦粉をザルでふるいボウルの中に入れる
5:卵白を角が立つまで泡立ててメレンゲをつくる
6:ボウルの中身とメレンゲを混ぜ合わせる(メレンゲが潰れないよう注意)
7:ハチミツで甘味をつけたプレーンヨーグルトといちごでデコレーション!

もちろん、もっと甘味をつければ飼い主さんも食べられるケーキになります。飼い主さんの分にはチョコクリームなどつけるのもいいかもしれません。

いちごを与えるとき許容量を必ず守ること

甘くておいしいいちごは、人間にとってはごちそう。大好物という飼い主さんも多いのではないでしょうか。

この記事では、愛犬におすすめのいちごのあげ方やいちごが原因で起こるかもしれない犬の病気、飼い主と一緒に食べられるいちごのレシピを紹介しました。

犬はいちごを食べられますが、食べ過ぎると「キシリトール中毒」やいちごアレルギーの原因になってしまいます。1日の許容量をしっかり守り、おやつとしていちごを楽しみましょう。

監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )



監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )
博士(獣医学)東京大学。
所属学協会:日本獣医麻酔外科学会、日本獣医救急集中治療学会、日本麻酔科学会、日本獣医学会、日本獣医師会 / 北海道獣医師会、動物臨床医学会、日本動物病院福祉協会、日本動物リハビリテーション学会
著書:「犬と猫のリハビリテーション実践テクニック―ひと目でわかる理学療法の必修ポイント!!」(インターズー)、「動物医療チームのための痛みのケア超入門(as BOOKS)」(インターズー)など多数。

文/BE
※一部写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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