犬と暮らす
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散歩中、じつは愛犬が怖がっている場面3選
散歩中、愛犬は意外なものに怖がっているかも!
そんなとき愛犬は、もしかすると意外な何かに怯えているのかもしれません。
そこで今回は、散歩中に犬が怖がりやすいものやシーンをご紹介します。
コレが怖い!その1「ゴロゴロと音を立てて進む台車」
人からすれば何てことのない“物を運ぶための道具”ですが、体の小さな犬からすれば、それは巨大で得体のしれない“化け物”とも言えます。
とくに台車に段ボールなどの荷物を積んでいれば、体高の低い犬にとって、より大きく怖い存在に見えている可能性が!
ゴロゴロと地面に響くような音をたてながら動くことも、愛犬としては怖さを感じるポイント。
きっと愛犬は「押しつぶされる!」「襲われる!」と錯覚してしまうのでしょう。
同じように音をたてながら動くものとして、スケートボードを怖がる犬も少なくありません。
もし散歩中にこれらを見かけたら、相手がこちらに近づいてくる前にその場から離れましょう。
慣れさせる場合は、まず止まっている台車を見せながらおやつ、少し動かしているところを見せながらおやつ、ゴロゴロと動かしているところを見せながらおやつ……と、段階を踏んで慣れさせます。
コレが怖い!その2「歩道橋などの階段」
また犬は、色覚が人と異なると言われているので、段の境界の見分けがつきにくいことも考えられます。
そのため、とくに小型犬にとっては、下りる階段は崖のように迫って見えている可能性があり、怖がるのも致し方ないのです。
愛犬が階段を下りるのを躊躇しているとき、愛犬の気持ちをくまずにそのまま進もうとすると、恐怖で足がすくんで踏み外してしまうかもしれません。
そんなときは無理をせず、抱っこして下まで連れていき、最後の1段だけ自分で下りられるようおやつなどを使って誘導してみてください。
こうして少しずつ下りられる段数を増やしていき、階段嫌いを克服するといいでしょう。
コレが怖い!その3「人混み」
たくさんの足が目の前をふさぐ圧迫感や、蹴飛ばされるかもしれないという恐怖感から、その場に立ちすくんでしまう犬も。
そもそも、人混みの中を歩くことは愛犬にとって落ち着かないこと。
できるだけ混雑していない場所を通るか、空いている時間に歩くようにするといいでしょう。
どうしても人混みの中を通らなければいけないのなら、小型犬であれば、抱っこやカートに乗せて通行するのも一手です。
愛犬の目線になってまわりを見てみると、愛犬が怖いと感じることはほかにもあります。
ふだんから犬目線になって考えることで、愛犬のストレスや恐怖を軽減してあげたいですね。
参考/「初めて飼い主さんのいぬのきもち」2016年9月号『犬目線で過ごす一日』(監修:日本獣医生命科学大学・尼﨑 肇先生、犬のしつけ教室DOGLY代表・荒井隆嘉先生)
文/h.taco
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