犬の夏場の散歩は早朝や夜に行うのが大原則ですが、散歩前後のお手入れにちょっとした工夫をプラスすれば、さらに愛犬の快適さがアップします。そこで今回は、夏場、犬がより快適に散歩できるようやっておきたい4つのお手入れポイントをご紹介します。
ポイント① 散歩前のミストスプレーでひんやりキープ
まずは散歩に出かける前に、愛犬の体全体に犬用のミストスプレーをかけてあげましょう。スプレーをすることで被毛の保護ができるほか、虫よけや汚れの防止にも役立ちます。香りが配合されているスプレーを使用すれば、散歩中の涼しさもアップしますよ。
ポイント② 帰ってきたらクールダウン
散歩から帰ってきたら濡れタオルで体を拭き、クールダウンしましょう。濡れタオルはエッセンシャルオイル入りの湯につけて絞ったものなど(くわしくは下記参照)を使用すると、より涼しく感じられます。
香り付き濡れタオルで清涼感アップ!
濡れタオルを作る際、タオルを浸すお湯にペパーミントなどの香りをプラスすれば、さわやかな香りで清涼感がさらにアップします。
手作りする場合は、バスソルト40gにローズマリーの葉とペパーミントのエッセンシャルオイル1滴を混ぜたものを、10Lあたり約3gの割合で溶かして使いましょう。手作りが難しい場合は、ペット用のバスソルトを使用するといいですよ。
※使用時は濃度を守ってください。
※以下の犬には、エッセンシャルオイルは使用しないでください。
てんかんやその可能性のある犬、妊娠中もしくは妊娠の可能性がある犬、生後6カ月以下の子犬。
スプレーをすればブラッシングもスムーズに
タオルで拭いた後、さらにミストスプレーをかけてあげると、ひんやり感がアップ。スプレーをすることでこの後のブラッシングもスムーズになります。
ポイント③ ブラッシングでさわやかに
クールダウンしたら、仕上げにブラッシングを。抜け毛や毛玉・もつれはないかチェックしながら、ホコリをササッとはらうような感覚で軽くブラッシングをしましょう。散歩のたびにブラッシングをすれば、1回のブラッシングは軽くてすみますので、ぜひ毎日の習慣にしてくださいね。
ポイント④ 肉球のケアも忘れずに!
暑い時期は日が出ていない時間帯でも、日中の輻射熱(ふくしゃねつ)が舗道に残っていることも。散歩中にその上を歩くことで、夏場は肉球の潤いが失われがちです。散歩の前後には肉球に犬用の保湿クリームを塗り、ダメージから保護してあげましょう。
散歩の前後にお手入れをすることで、夏場のダメージから愛犬を守り、より涼しく快適に過ごせるようになります。ぜひ、毎日の散歩とセットで習慣にしてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2016年7月号『より涼しくしてあげられるコツをご紹介!夏のひんやりお手入れ術』(監修:一級建築士 トリマー トリミングサロン「HONDEHOK」運営 二村陽子先生)
文/terasato