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重度の外耳炎による手術を乗り越えて。穏やかに暮らす竜くん

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この特集では、難病や障がいをもった愛犬とその飼い主さんの、闘病や暮らしの様子をレポートします。今回ご紹介するのは、アレルギーによる炎症が悪化して、重度の外耳炎を患った柴の竜くんとその飼い主さんである佐藤さん夫妻のお話です。

現在は、病気の症状も落ち着き穏やかに過ごしてる竜くんですが、ここ数年はアレルギーとそれに伴う耳の炎症に悩まされてきました。床にくつろぐ竜くんをやさしくなでながら、佐藤さん夫妻が、今までの闘病生活について振り返ってくれました。

慢性化していた炎症が徐々に回復

耳の奥(中耳や内耳)の治療は動物病院で行い、家では耳の外側の炎症を抑える点耳薬を使用。また、汚れが目立つときは耳の外側を拭いていたそうです

前回の記事では、竜くんの耳の炎症がひどかった時期に、佐藤さん夫妻が家でどのような工夫を行っていたのかを紹介しました。
「食事に気をつかったり、服を着せたりと、とにかく体をかいてほしくない一心でいろいろなことをやりました」と妻の絵利佐さん。

家でのお世話と並行して、動物病院での治療は毎週行われていました。
このときの病院の治療方針は、「とにかく耳の中をきれいにすること」。

耳の中の環境が悪いと細菌が増殖したり、炎症がひどくなったりするので、耳を洗浄することが外耳炎の治療において重要だそうです。

竜くんは「耳道狭窄(じどうきょうさく)」といって、炎症が起こると耳の穴が狭くなる傾向がありました。耳の穴が小さくなると耳の奥まで洗浄できないので、まずは点耳薬や内服薬で腫れを抑え、腫れが落ち着いたら麻酔下でオトスコープ(耳の内視鏡)を使って耳の奥まで洗浄。動物病院では、この治療を繰り返し行いました。

動物病院での治療、家でのお世話が功を奏して、両耳の摘出手術をしなければいけなかったという状況から一転。アレルギー症状も、耳の状態も徐々に落ち着いていきました。

安定した状態が続くも、急激に状態が悪化

症状がひどかったときから4年。犬が耳をかくのを防止するエリザベスカラーを付けなくていい日が増えていました。症状は回復傾向にありましたが……

幸いなことに、北川犬猫病院に通い始めてから、安定した状態は4年ほど続きました。しかし、13才というのと年齢の影響もあってか、去年の春先に急激に状態が悪化。1番耳の状態が酷かった時と同じように、また耳を痛がるように。そして、改善するためには「状態が悪くなっている右耳の手術を行ったほうがいい」と動物病院で診断を受けました。

「診断を受けたときは、しかたないか……という気持ちでしたね」と正之さん。

そうして、現院長の後藤先生のもと、竜くんは右耳の外耳道を摘出するという大手術を行いました。手術は無事に成功し、手術から1年経った現在は、耳の治療は週に1回から2〜3週間に1回程度に減りました。家でも体を執拗ようにかいたりすることはほぼなくなり、穏やかに暮らしているようです。

腸内の健康を考えて与えている毎晩のヨーグルトも、竜くんの大好物です

手術を乗り越えて、竜くんは14才になりました。今の楽しみは、正之さんが作るゴハンと家の中でもらうおやつだそうです。「本当に食いしん坊でゴハンのことばかり考えている」とのこと。

「〝両耳を取らないといけない〞という状態から回復でき、落ち着いて過ごせているので、北川犬猫病院の先生たちには感謝しています。今は少しでも長い間、散歩して、ゴハンを食べる、いつもどおりの生活を続けさせてあげたいですね」と、最後に佐藤さん夫妻は語ってくれました。


※各情報は2020年5月8日現在の情報です。

出典/「いぬのきもち」2020年7月号『困難と闘う!……その先のしあわせへ』
写真/佐藤正之
文/ichi

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