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犬の「目」のヒミツに迫る! 視力は約0.2しかないのに動体視力がいい?
「愛犬の目はどのように見えているんだろう?」と、気になったことのある飼い主さんも多いかもしれません。今回は“犬の目のヒミツ”をテーマに、視力はどれくらいなのか、動体視力は高いのか、人の目と違ってどんな特徴があるのかなど、犬の目にまつわる豆知識をご紹介します!
犬の視力は約0.2しかない……でも動体視力がすぐれている!
犬の視力は、人にたとえると約0.2とされています。しかし犬は動くものを把握して追いかける能力にすぐれています。
たとえば散歩中、道に落ちていた葉っぱが風で動くと、愛犬が俊敏に反応して追いかけたことはありませんか? 飼い主さんが歩くと足やスリッパが動いているのが気になり、追いかけようとする犬もいます。ボールを転がすとすぐに反応するのも、犬の飼い主さんからすると“あるある”ですよね。
犬は狩りをしていたころの名残りで、動くものを追いかける習性があります。犬にとっては“動くもの=獲物”と感じられるため、「獲物を追いかけて捕まえなくちゃ!」と、体がとっさに反応してしまうのです。
平原で暮らしていたころ、遠くで動く獲物をすばやく見つけるのに役立っていたのでしょう。
たとえば散歩中、道に落ちていた葉っぱが風で動くと、愛犬が俊敏に反応して追いかけたことはありませんか? 飼い主さんが歩くと足やスリッパが動いているのが気になり、追いかけようとする犬もいます。ボールを転がすとすぐに反応するのも、犬の飼い主さんからすると“あるある”ですよね。
犬は狩りをしていたころの名残りで、動くものを追いかける習性があります。犬にとっては“動くもの=獲物”と感じられるため、「獲物を追いかけて捕まえなくちゃ!」と、体がとっさに反応してしまうのです。
平原で暮らしていたころ、遠くで動く獲物をすばやく見つけるのに役立っていたのでしょう。
ほかにも人と違ってこんな特徴が!
夜に愛犬を見ると、目が光って見えたことはありませんか? 実はこれ、犬の目にある“特殊な反射板”が原因。その反射板があるおかげで、犬は光が少ししかない暗闇でも目が利くのです。
また狩りをしていた時代の名残りで、犬は視野が広いという特徴もあります。ただし赤や緑などの色は区別できないのだとか。一方、青や黄色はなんとなく認識しているようです。
また狩りをしていた時代の名残りで、犬は視野が広いという特徴もあります。ただし赤や緑などの色は区別できないのだとか。一方、青や黄色はなんとなく認識しているようです。
散歩中はとくに気をつけて!
犬は視力がよくないと考えられていますが、反対にとてもすぐれた動体視力をもっています。
愛犬が動くものをすぐに追いかけるときは、飼い主さんも注意が必要。散歩中はバイクや車、ほかの動物など動くものに会う機会が多いため、愛犬が突然追いかけないように気をつけましょう。リードは短めに持ち、しっかり握ってくださいね。
愛犬が動くものをすぐに追いかけるときは、飼い主さんも注意が必要。散歩中はバイクや車、ほかの動物など動くものに会う機会が多いため、愛犬が突然追いかけないように気をつけましょう。リードは短めに持ち、しっかり握ってくださいね。
犬はさまざまな点で人とは異なる生き物ですが、目に関してもいろいろな違いがあるとわかりました。犬の体や習性について知っておくと、お世話などにも役立つはず。動くものを追いかけたがる習性には気をつけつつ、愛犬の行動を見守りましょう!
参考/「いぬのきもち」2018年2月号『犬のオモシロ習性図鑑 VOL.09 動くものを追っちゃう♪』(監修:獣医師 獣医学博士 東京農業大学農学部バイオセラピー学科(伴侶動物学研究室)教授 増田宏司先生)
「いぬのきもち」2019年4月号『「ざんねんないきもの事典」シリーズで話題の今泉先生に聞いてみました! 犬ってどんな動物なんだろう?』(監修:哺乳類動物学者 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
「いぬのきもち」2019年4月号『「ざんねんないきもの事典」シリーズで話題の今泉先生に聞いてみました! 犬ってどんな動物なんだろう?』(監修:哺乳類動物学者 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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