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子犬期に物をカジカジ……。そのかじりグセ、放っておくと大変なことに!?

留守番中に愛犬に家具をかじられたり、スリッパをかじられたりして、ボロボロになった経験はありますか? 
子犬は歯の生え替わりで口がムズムズしたり、好奇心旺盛でいろいろなことに興味を持ったりするので「何かを噛みたい」という欲求が強く、どうしても物をかじってしまいがちです。また、子犬のころにかじりグセがついてしまうと、成犬になってからも続いてしまい、飼い主さんを困らせることに。

今回は、噛みグセのなかでも、物をかじる習慣がついてしまっているケースをピックアップして対処法をご紹介します。

留守番中に家具をかじる

イラスト/サノマキコ
帰宅すると、お留守番をしていた愛犬が家具をかじって、家具にボロボロになっていた……。家具を一時的に動かしても、ほかの物を噛んでしまう。そういったケースは、どのように対応すればいいのでしょうか?

噛みグセがなくなるまでは、留守番中の行動を制限しよう

撮影/佐藤正之
留守番中は犬が退屈しやすく、暇を紛らわそうと家具などをかじってしまいがち。繰り返すうちに犬は「物をかじっていると退屈が紛れて楽しい」と覚えてしまい、頑固なかじりグセにつながってしまう場合も。
そこで、かじりグセがなくなるまでは、留守番中は広めのサークルに入れるなどして犬の行動を制限し、「かじる」状況をつくらないことが大切です。

そのときに噛み壊せないゴム製のおもちゃなどを与えると、噛む欲求が満たされ、暇も紛れるのでオススメです。

かじっても楽しくないよう、苦みスプレーを塗る

撮影/佐藤正之
行動を制限することに抵抗がある場合は、苦みスプレーを活用してみてください。犬がかじったときに苦い経験をするので、それを学習して、家具をかじりづらくなります。

苦みスプレーのつけ方は、表面が湿るほど、たっぷりかけ、スプレーが乾く前に何度もつけ直して。苦味スプレーをつけてもかじる犬なら、よくかじる家具に近づけないように柵を設けるのも手です。

落ちているペン、スリッパ、靴下をかじる

イラスト/サノマキコ
放っておいたら、いつの間にかペンやスリッパ、靴下などの小物を拾ってきてかじっている……。家の物をかじり出したら取り返して、とりあえず愛犬をハウスに入れているけど、なかなか直らない。このようなケースの対策は?

愛犬を構えないときは、ハウスに入れる

撮影/佐藤正之
子犬は好奇心旺盛なので、噛めそうなものはなんでもかじります。鉛筆やスリッパなどはかじりがいのある魅惑のアイテム。靴下なども、飼い主さんのにおいがついているので、犬にとって絶好の遊び道具になります。一度噛んで楽しい思いをした犬が、何度もかじるようになることは自然なことなのです。

そこで、かじりグセがなくなるまでの間は、かじられると困るものから徹底して犬を遠ざけることが重要です。
かじった後に叱ってハウスに入れるのではなく、愛犬の相手をできないときは、先にハウスに入れるなどしてかじらせない状況をつくりましょう。

かじられそうな物は、徹底的に片づける

サークルから出している間は、犬にかじられて困るものは、犬が届かない場所に片づけることを徹底しましょう。
スリッパや靴下などのしまえる小物は必ず棚などにしまい、ペンやリモコンなどは、犬が届かない高い場所に置くといいですよ。ゴミ箱の中の物をあさってイタズラしてしまう犬は、フタ付きのゴミ箱に替えることをオススメします。

かじられた後の対応よりも、かじられる前の対処が重要

撮影/佐藤正之
かじりグセで悩む飼い主さんは「かじられた後にどう対応するか」に意識がいきがちですが、それよりも「いかに、かじらせないか」に考え方をシフトしましょう。

かじってはいけない物はかじらせず、噛んでいいおもちゃなどで遊ばせて、むやみにかじらないイイコに育てましょう!

参考/「いぬのきもち」2017年10月号『今日からチャレンジしよう! 噛みグセ直しの集中講座』(監修:家庭犬しつけインストラクター 井原亮先生)
撮影/佐藤正之
イラスト/サノマキコ
文/ichi
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