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「朝、愛犬がいつまでも寝ている」のは年だからじゃない⁉ じつは病気かもしれないシニア犬のしぐさ行動4選

愛犬がシニア期に入ると、以前はできていたことができなくなったり、動きがゆったりとしてくるなど、さまざまな変化があらわれます。しかし、その変化を「年のせい」にして放っておくと、重大な病気を見過ごすことも⁉ 
今回は、シニア期にありがちなしぐさに潜む病気についてじっくり解説します!

1.朝いつまでも寝ているのは認知症が原因のことも⁉

イラスト/フジサワミカ
朝、犬が起きない理由としては、飼い主さんも起床時間が変わったから、起きたときにイイコトが起こらないからといった可能性もあるため、一概に認知症だからとは言えません。

しかし、認知症になると、昼夜逆転の生活になることが多く、日中はぐっすりと寝ていて、夜は寝ないようになるなどの変化が起こります。
朝、飼い主さんが声をかけても起きないほど寝ているなら、一度かかりつけ医に相談してみてもいいですね。

2.散歩中に座り込むのは呼吸器や関節の病気が原因⁉

イラスト/フジサワミカ
シニア期になると、成犬のころよりも疲れやすくなるため、散歩中に休みたくなって座り込むことがあります。
しかし、呼吸器に異常があって苦しい、関節の病気のために痛くて歩くのがつらいなどの病気が原因となっている場合も! また、肥満のせいで疲れてしまうこともあります。

「歩き方がふらふらとしている」、「息づかいが荒い」、「散歩の度にへたり込むように座る」などの様子が見られたら、動物病院を受診すると安心です。

3.性格がおとなしくなるのはホルモンの病気のせい⁉

イラスト/フジサワミカ
シニア期になって性格が落ち着くことはよくあることですが、ホルモンの病気である「甲状腺機能低下症」の場合も、元気がなくなりおとなしく見えることがあります。

この病気になると、ゴハンの量は変わらないのに太ってくる、寒さに弱くなるなど別のサインも見られやすいので、あわせてチェックするといいでしょう。

4.足をあげてオシッコをしなくなるのはホルモン異常⁉

イラスト/フジサワミカ
体力がなくなって足をあげなくなったのかな、とほおっておきがちですが、実はその裏に病気が隠れていることも! 
甲状腺機能低下症や副腎皮質機能低下症などといったホルモンの異常にかかわる病気を発症すると、筋力の低下がみられることがあります。

また、泌尿器の病気になると、オシッコが出るまでに時間がかかったり、足腰が震えたりするために、足を上げずにオシッコをするようになることも。
年のせいにせず、かかりつけ医に相談しましょう。
いかがでしたか? 犬もシニアになると、若いころのようにはいかないことも多いですが、放置しておくと病気を見逃してしまうこともあります。
些細なことでも、気になることがあれば信頼できるかかりつけ医に相談し、愛犬の健康を守りましょう!
参考/いぬのきもち2018年5月号「そのしぐさはクセ? それとも病気?」(監修:ドン・ペット・クリニック院長 重田洋一先生)※監修者の情報は本誌掲載時のものです。
イラスト/フジサワミカ
文/melanie
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