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犬の体の中から聞こえる音に気がついて!音が出る理由を解説

愛犬の体から”音”が聞こえてくることはありませんか?体から聞こえる音をそのままにしていると、病気やケガを見過ごしてしまうかも?

なぜ犬の体から音がするのか、その理由をいぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。

関節から聞こえる音は関節炎や脱臼の可能性も

犬の体の音から聞こえる音に気がついて!音が出る理由を解説 いぬのきもち
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愛犬が足を動かすたびに「ゴリゴリ」と擦れるような音や振動があったり、「コキッ」と不自然にずれるような感触などを感じた場合は、関節の動きが滑らかでないサインです。

関節は本来、滑らかに動くはずですが、関節から音や振動を感じるときは、炎症や軟骨の損傷などによって関節の表面の滑らかさが保たれていない可能性があります。

このような変化は加齢とともに徐々に起こる場合もありますが、関節炎や骨、関節を支える靭帯の緩みによる脱臼や亜脱臼などによって生じることがあります。

関節の音や振動を感じたら動物病院を受診して、治療やケアについて相談するとよいでしょう。

お腹から聞こえる音は胃腸が動きすぎている可能性も

犬の体の音から聞こえる音に気がついて!音が出る理由を解説 いぬのきもち
お腹から大きな音が聞こえても、愛犬の様子や便の状態に変化がなければ自然の範囲内です。
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犬の胃腸は常にゆっくりと動いていて、動く際に聞こえる音を蠕動音といいます。

蠕動音は通常、聴診器を使わないと聞こえない程の小さな音ですが、胃腸の動きが自然に活発になる食前や食後のタイミングでは「グルグル」「ゴロゴロ」「キュルキュル」など、ハッキリした音で聞こえることがあります。

しかし、食後でない時間に愛犬のお腹から大きな音が聞こえたり、便の色や硬さがいつもと違う場合は、腸炎や消化不良から腸の動きが過剰になっている状態かもしれないので慎重に様子を観察してください。

このとき、元気がなかったり、上半身だけフセの姿勢でお尻を高く上げて困ったような表情のまま動かない場合などは、お腹が痛いサインの可能性があります。動物病院を受診しましょう。

大きな音のおならは腸内環境が乱れている可能性も

犬の体の音から聞こえる音に気がついて!音が出る理由を解説 いぬのきもち
犬がおならをするのは自然なことですが、犬の体の構造上、人間のような大きな音は出にくいといわれています。
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また、大きな音のおならやいつも以上に強いニオイがするおならが何度も出る場合には、腸内細菌が過剰に活発になって腸内環境が乱れることで、作り出されるガスの量が増えている可能性があります。もし、そのような症状が続くのであれば早めにかかりつけ医に相談するとよいでしょう。

愛犬と過ごすなかで、「体から聞こえる音」に耳を傾ける必要があることが分かりました。

監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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