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体拭き、爪切り、耳そうじ。愛犬のお手入れ中に発見した「異変」体験談

愛犬に触れて部位をしっかりと見られるお手入れの時間は、些細な変化や異変に気づきやすいタイミングです。今回は、獣医師の石田陽子先生に伺った、「飼い主さんがお手入れ中に愛犬の病気に気づけたエピソード」についてご紹介します。

エピソード1)体拭きで湿疹を発見! ○○○でした!

イラスト/河南好美
「愛犬の体拭きをしていたところおなかに数か所赤い湿疹があることに気づきました! 体拭きのたびに症状をチェックしていましたが、指の間もジクジクするなど悪化してきたため動物病院へ。獣医師によると、アレルギー性皮膚炎の疑いが強いとのことだったので、食事療法や塗り薬などで治療中です」

獣医師より

湿疹が3~4日引かない、だんだんと増えていく、ジクジクと湿っぽくなる、愛犬がかゆがる、脱毛が出るなどの場合は、そのまま放置すると深刻化する場合もあります。皮膚トラブルの原因もさまざまなので、早期発見・早期治療が肝心です。

エピソード2)散歩後の足拭きで○○○を見つけた!

イラスト/河南好美
「散歩後は毎回濡れティッシュで足を拭いているのですが、ある日、血がついていることに気づきました! 肉球を見ると、数ミリの傷が! 愛犬自身は痛がったりするそぶりがなかったのでびっくりしました。ただ、傷は浅かったため、清潔に保っていたら数日で自然と治りました」

獣医師より

肉球の傷は、犬によっては気になってなめこわしたり、乾燥によってひび割れになるなど悪化すると治りにくくなることがあります。傷口が大きければ動物病院で適切に処置してもらうのがベターでしょう。

エピソード3)爪切りをしようとしたら○○○になっていた!

イラスト/河南好美
「爪切り中に犬の狼爪(ろうそう)が1㎝程巻いて足に食いこんでいるのを見つけました! 受診すると神経が伸びてしまっているとのこと。幸いふだんあまり使わない爪だったので、ふつうに生活ができています」

獣医師より

爪は定期的に切らないと、神経や血管が長く伸びてきて、短くカットできなくなります。爪が伸びると足元が滑りやすくなり、場合によっては関節に負担がかかることもあるので、月1回を目安にケアしましょう。

エピソード4)耳そうじ中、耳アカや赤みを発見。○○○になっていた!

イラスト/河南好美
「耳掃除をしていたところ、片方の耳だけ耳アカが多く、赤くなっていました。蒸れた耳アカのようなニオイも気になり受診すると、外耳炎と診断されました! 幸い軽症だったので、耳の洗浄と塗り薬で治療し10日ほどで治りました」

獣医師より

健康な犬では耳アカが出ることはほぼありません。耳アカが出ている場合は、外耳炎などの病気の可能性が高いので、早めに受診するといいでしょう。外耳炎になるとかゆみが出ることがあるので、頭を振る、耳をこすりつけるなどのかゆがるしぐさが見られないかもチェックしましょう。
いかがでしたか? 今回のエピソードを参考に、毎日のお手入れの時間を活用して、愛犬の病気やトラブルに気づけるようにしましょう!

監修/石田ようこ犬と猫の歯科クリニック院長 石田陽子先生
参考/いぬのきもち2020年10月号「私たち“お手入れ”でこんな病気に気づけました!」
イラスト/河南好美
文/melanie
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