2021年の夏も、油断できない暑さになりそうですね。夏に注意すべきことのひとつが、やはり「熱中症」です。犬の熱中症は、あっという間に死に至る恐ろしい病気なので対策が欠かせません。
今回は、愛犬が熱中症にならないためにやっておきたい、室内での熱中症対策をご紹介。夏を乗り越えるために、しっかりとチェックしておきましょう。
気温と湿度の管理は「犬の体高の位置」で
愛犬のために、気温計や湿度計を部屋に設置している方も多いと思いますが、その位置は適切ですか?同じ部屋でも、上の方と床の近くでは室温や湿度が異なることが多いため、気温計や湿度計を設置する際は、犬の体高に合わせてあげましょう。
ちなみに、室温は26℃前後、湿度は50%前後が目安。湿度が上がると熱中症リスクも上がるため、エアコンの除湿機能を活用するのもおすすめです。
エアコンは24時間稼働を
年々夏の暑さが厳しくなっている現代。夜間はエアコンを止めているご家庭も多いかもしれませんが、油断は禁物。愛犬のためにも、エアコンは24時間稼働させておくほうがいいでしょう。
部屋の空気を循環させよう
エアコンから出た冷気は、まず上の方に溜まり、徐々に下の方におりてきます。そのため、エアコンを稼働してから部屋が涼しくなるまでには、少し時間がかかる場合も。そのようなときは、サーキュレーターで部屋の空気を循環させてあげれば、早く適温にすることができますよ。
日中でもカーテンを閉めておこう
犬にとって夏の日差しは、飼い主さんが思っている以上に過酷なものです。また、夏の日差しが部屋に差し込むと、室温が急上昇してしまうおそれもあります。
夏の晴れている日は、できるだけカーテンを閉めて、愛犬に直射日光が当たらないようにしてあげましょう。
夏用ベッドを活用
犬用ベッドの中には、もこもこしていて寝心地がいい反面、夏に使うには暑すぎるものも。最近は、接触冷感素材を使用している犬用のベッドが多数売られているため、そういった商品を新しく購入してあげてもいいでしょう。
犬の熱中症は、わずかな前兆を見逃すと一気に症状が進行し重篤な事態を招いてしまいます。室内環境を見直して、愛犬が熱中症にならないように努めましょう。
参考/「いぬのきもち」2019年7月号『愛犬の年代・体質・生活環境などで熱中症危険度を簡単チェック!熱中症危険レベルを判定します!』(監修:株式会社ライフビジネスウェザー所属 気象予報士 獣医師 鈴木勝博先生)
文/higarina
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。