「愛犬がどこにもいない!」と思ったら、隠れてこちらを見ていたり、思いもよらないところから出てきたり……みなさんには、そんな経験はありませんか?
今回は、犬が「かくれんぼう」する理由について紹介。飼い主さんが取るべき対応もあわせて参考にしてみてください。
犬が「かくれんぼう」するのは野生時代の名残?
犬がかくれんぼうするのは、「安心できる居場所」を求めているから。これは野生で暮らしていたころの名残です。野生時代に穴ぐらを寝床にしていた犬にとって、ニオイ・音・視界がシャットアウトできる狭くて暗い場所は、落ち着くのでしょう。
しかし、犬がかくれんぼうしている様子をよく見てみると、「安心したい」「落ち着きたい」といった理由のほかにも、さまざまな気持ちが込められていることがあるようです。
犬が「かくれんぼう」する4つの理由
犬がかくれんぼうしているときは、状況や場所などによって、以下のような気持ちが込められていることがあります。
①ぬくもり&安心を求めている
犬が毛布などに入り込む場合は、何かに包まれている安心感やふわふわの感触、暖かさなどを求めているケースが多いようです。居心地のよいお気に入りの場所でぬくもりを感じ、思わず眠ってしまう犬もいるでしょう。
②好奇心から
見慣れないものへの好奇心で近づき、思わず隠れてしまったというケースもあります。また、見えない場所から飼い主さんの様子を見るのが好きな犬も多いようです。
③苦手なものから隠れたい
大きな物音にびっくりしたり、怖い思いをしたりしたときに、テーブル下や家具の隙間など、暗くて狭い場所に隠れたがる犬もいます。また、同居犬や飼い主さんから離れて、静かに過ごしたいと隠れることも。
④飼い主さんの気を引きたい
「隠れると飼い主さんが名前を呼んで探してくれる」など、過去の経験から覚えて、かまってほしさにわざと隠れる犬も。この場合、犬の行動に気が付いても過度に反応しないなど、適度に対応し振り回されすぎないようにしましょう。
愛犬が「かくれんぼう」しているときはそっとしておいて
愛犬がどこかに隠れているときや、離れた場所で落ち着いているときは、むやみに呼んだりかまったりしないようにしましょう。
愛犬がリラックスできる場所や時間をつくってあげられるといいですね。
参考/「いぬのきもち」2017年3月『意外なところからヒョッコリ!かくれんぼう犬、見~つけたっ♡』(監修:哺乳類学者 川崎市環境影響評価審議会委員 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/nakajimamo
※写真は スマホアプリ「いぬ ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。