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「犬が子どもにだけ吠えたり噛んだりする」意外な理由はコレだった!

犬が子どもにだけ吠えたり噛んだりする、意外な理由

イラスト/iina
同じ家族でも、大人に対してはイイコなのに、小さな子どもに対してだけ吠えたり噛んだりする……。

愛犬のことで、そんなお悩みはありませんか?
毎日のことだと生活もしにくくなりますし、何より子どもと愛犬の関係が悪くなりそうで心配ですよね。

そこで今回は、なぜ愛犬が子ども対してだけ吠えたり噛んだりするのか、よくあるシーン別にその意外な理由を解説します。
どう対処したらいいか、この機会に知っておきましょう!

いっしょに遊んでいるときに、子どもに対してだけ吠える、噛む

子どもと愛犬を遊ばせるときは、必ず大人が見守りましょう!(イラスト/iina)
子どもと愛犬がいっしょに遊んでいる最中、たまたま愛犬の歯が子どもに当たると、子どもはつい、大騒ぎしたり、叫んで逃げ回ったりしがちです。
すると愛犬のほうは、「かまってもらえた!」「楽しい!」と勘違いして興奮し、もっと噛んだり吠えたりするように。

愛犬と子どもが遊ぶときは大人も一緒に

このパターンの場合、子どもと愛犬だけで遊ばせ続けると、事故やケガにつながりかねないので、大人の介入がマスト。
大人は、遊んでいる最中に愛犬の興奮がエスカレートしないよう、ときどきフセやオスワリ、ハウスなどの指示を出し、行動をコントロールするようにしましょう。

ちなみに、大人を含めた、愛犬と子どもの遊びでオススメなのが「モッテコイ」。
子どもがボールやおもちゃを投げて、愛犬にそれを取りに行かせ、大人のところまで持って帰ってくるよう遊んでみましょう。
愛犬が子どもを噛む状況がうまれにくく、おすすめです。

子どもが部屋を出ようとすると吠える、噛む

子どもがその場から動き出す前に、愛犬をクレートに入れましょう(イラスト/iina)
愛犬によっては、家族が団らんしている状態から、子どもが立ち上がったり、部屋から出て行こうとすると、吠えたり噛んだりすることがあります。

じつはこれ、愛犬が「行かないで!」「ここから離れないで!」と要求している状態。
要求グセの一種なので、吠えたり噛まれたりしても、その要求を無視し続けていれば、次第にしなくなりますが、子どもに無視の徹底をお願いしても、なかなか思うようにはできないものです。

あらかじめクレートに入れるなど指示を

そのため、子どものことを吠えたり噛んだりしそうな場面では、あらかじめ愛犬にハウスを指示してクレートに入れて。
さらに、子どもの動きが見えないよう、クレートの上から目隠しの布をかけましょう。
こうすることで、子どもがその場を離れても、愛犬が吠えたり噛んだりできないようにします。

子どもが愛犬のお世話をしようとすると吠える、噛む

散歩や抱っこなど、愛犬のお世話をしたがる子どもは多いですが、子どもだけにさせるのは×。必ず大人といっしょに行いましょう。(イラスト/iina)
愛犬のお世話をしたがる子どもは多いですが、まだきちんとできるわけではないので、愛犬に痛い思いや嫌な思いをさせてしまうことも。
すると愛犬は、子どもが何かをしようとするたびに「さわらないで」と吠えたり暴れたりすることが。
これでは両者ともかわいそうな状態ですよね。

子どもには”お世話風”なことをさせてみて

そこで、子どもには”お世話風”なことをさせて満足させ、実際のお世話は大人がやるようにして愛犬に不快感を与えないようにしましょう。

たとえば散歩なら、通常のリードは大人が持ち、子どもには長めのリードをもたせるようにすると◎。
長めのリードなら、多少子どもが好き勝手に歩いても、リードが張りにくいので愛犬を嫌がらせずにすみます。

シーン別に理由を知り、周囲の大人がコントロールして解決を!

いかがでしたか?
愛犬と子どもが仲よく並んでいる場面というのは、見ていてとても癒されるもの。
そんな場面がいつまでも続いて、お互いがストレスなく、安全に過ごせるよう、周囲の大人が気遣ってあげられるといいですね!

参考/「いぬのきもち」2020年3月号『家族のカタチ別 困りごと直しのコツ!』(監修:Can! Do! Pet Dog School専任しつけインストラクター 川原志津香先生)
イラスト/iina
文/h.taco
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