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獣医師の往診をどんな時に検討すべき? 犬の往診メリットデメリットも

犬の飼い主さんにとって、往診対応をしてくれる獣医さんは心強い存在ではないでしょうか。往診はどのようなことが行われるのか、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞きました。

動物病院の受診の他に、往診という選択肢もある

獣医師の往診をどんな時に検討すべき?犬の往診メリットデメリットも いぬのきもち
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――最近は、往診も行なっている動物病院が増えてきていると聞きました。犬の往診はどのような時に検討するとよいのでしょうか?

いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「往診は選択肢の1つとして考えておいてもよいと思います。

例えば、愛犬が病院を嫌がる、飼い主さんの都合で連れて行くことができない、終末期などで対症療法や緩和ケアをしている、かかりつけ医が休診日などの場合に往診を検討することがあるでしょう。」

往診はできることが限られる

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――犬の往診はどのような診察をするのですか?

獣医師):
「基本的に診察内容は同じです。往診にも得意分野やスタイルがあり、往診専門の動物病院もあれば、通常の診察時間外に往診治療を行なっている動物病院もあります。

ただし、往診時にはスタッフの確保であったり、持ち込める検査機材や器具が限られるため、検査できる種類が少ないです。

例えば、レントゲンは現場では撮影できませんし、血液検査の結果をすぐに出すことはできません。また、緊急時の対応が充分にできない可能性があるなど、治療にも制限があります。

往診の依頼をする際は、動物病院のスタッフや獣医師から、今の症状などを聞かれると思いますので、往診でできることを確認した上で、予約を検討するとよいでしょう。

また、往診時には看護士さんがいないことがほとんどです。飼い主さんの協力が必要となるため、心構えをしておきましょう。」

往診にはメリットもデメリットもある

獣医師の往診をどんな時に検討すべき?犬の往診メリットデメリットも いぬのきもち
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――往診のメリットとデメリットについて教えてください。

獣医師):
「往診のメリットは、動物が環境の変化なく診察を受けられることや、飼い主さんと動物の移動が無いことなどがあります。動物病院よりお家の方が安心できるコの場合はメリットが高いでしょう。

往診のデメリットは、動物病院での診察とは異なり治療に制限が出ることですね。」

往診ではできることに限りがあるとのことですが、事前に調べておくと安心なのではないでしょうか。愛犬が動物病院を受診できない状況の場合、選択肢の1つになることがわかりました。
監修:いぬのきもち獣医師相談室 担当獣医師
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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