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吠え予防にもなる!?「犬を絶対ほめるべき」シーン3選
あなたは最近、愛犬をほめていますか?
犬と長く一緒に暮らしている飼い主さんほど、愛犬がイイコにしていても「当たり前」と思ってしまい、愛犬をほめる機会が減りがちに。でも、犬は長きにわたって私たち人間と仲良く暮らしてきたため、私たちが思っている以上に人のことを理解してくれています。
そんな犬たちにとって、大好きな飼い主さんにほめられることは何よりもうれしいもの。
愛犬をほめればほめるほど絆が強まり、イイ関係づくりに役立つので、吠えや噛みなどの困りごとの予防にもなるんです!
ほめるってこんなにスゴイ!ほめがもたらす効果って?
愛犬をほめることで起こるいいことは、飼い主さんが思っている以上にたくさんあるんです!
飼い主さんをもっともっと大好きになる♡
愛犬をほめるという行為は、「あなたのことをちゃんと見ているよ、大好きだよ」と伝えること。
ほめることで愛犬に好意を示せば、愛犬も飼い主さんに好意を返してくれるようになり、これまで以上に飼い主さんを大好きに。
愛犬のやる気がアップして毎日がイキイキする
大好きな飼い主さんにほめられると、愛犬はうれしくて「またほめられたい」と思うようになり、モチベーションがアップします。
難しいしつけや遊びにも果敢にチャレンジできる活力になって、毎日がもっと楽しくなるでしょう。
問題行動を予防できて、どんどんイイコになる
ほめられ続けるうちに、愛犬は飼い主さんからのほめ言葉を待つようになって、自然と飼い主さんに注目するようになります。
すると、どんなときでも指示が伝えやすくなり、吠えや噛みなどの問題行動も予防できるようになるのです。
精神的に安定してお留守番も平気になる
飼い主さんにほめられることは、愛犬にとっては自分の存在を肯定してもらえるということ。
精神の安定につながり、ほどよく自立した犬になれるので、飼い主さんとの信頼関係も強固になって、お留守番も平気になります。
絶対ほめて!見落としがちなほめるべき3シーン
ご紹介したように、タイミングを逃さずほめれば、吠えや噛みなどの問題行動を予防する機会に活用できます。多くの飼い主さんさんがつい見落としがちなほめるべきシーンを3つご紹介します。
1.チャイムなど、気になる音にも吠えなかったとき
チャイム音など、犬が刺激を感じそうな音が聞こえてきたとき、愛犬が吠えずにいられたら、そのタイミングを逃さずに穏やかにほめましょう。繰り返すことで、刺激が強い音でも不安を感じにくくなり、吠え予防になります。
2.在宅勤務中、静かにしているとき
在宅勤務中など、飼い主さんが何かの作業をしているときに、愛犬が吠えることなく静かにしていたら「イイコ」と声をかけてほめましょう。人では当たり前と思っても、じっと座っているだけという状態は犬にとってはすごいことなんです。作業が終わったあとは、愛犬との時間も設けてあげると関係性アップになるでしょう。
3.いぬ友との会話中イイコにしていたとき
飼い主さんがほかの人と会話しているときなど、愛犬以外のものに飼い主さんが意識を向けている状態は、犬にとっては退屈を感じやすい時間です。それなのに、邪魔をしないで静かにしてくれていたならすごいこと。すかさず声をかけてしっかりほめましょう。
ほめればほめるだけ、愛犬がイイコに♡
チャイム音や見知らぬ人との会話など、人との暮らしは犬にとっては刺激が強いものばかり。ただ座っているだけに見えても、愛犬は飼い主さんのためにガマンしてくれています。
愛犬が吠える、噛むなどの問題行動をしていない状態のときは、すべてほめるべきタイミング。加えて、「ごはんを食べてえらいね」「お散歩が上手だね」など、日常のささいなことも、たまには原点に立ち返ってほめてあげてくださいね。
そして、愛犬をたくさんほめてあげられるそんなあなたも、とってもすごくて素晴らしい飼い主さんですよ!
参考/『いぬのきもち』2021年6月号「愛犬の心がよろこぶほめテク」特集(監修:獣医師 獣医学博士 増田宏司先生)
写真/犬丸美恵、尾崎たまき
文/影山エマ
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